BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
ヱビノびすく「マイディア・エージェント」上巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 一途な恋模様にきゅんきゅんしたい人
- 体格差に萌えたい人
- ハラハラな展開にドキドキしたい人
- 心理描写・作品の世界観を重視したい人
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マイディア・エージェント『カップリング』
後輩ボディガード
×
先輩ボディガード
男前
ワンコ
筋肉
美人
天然
純情
ほだされ
マイディア・エージェント『BLジャンル』
ラブコメ
オフィスラブ
両片思い
すれ違い
体格差
ギャップ萌え
ドキドキハラハラ
エロなし(下巻でエロあり)
マイディア・エージェント 上巻【あらすじネタバレ】まとめ
理一の家系は、先祖代々とある財閥に仕えてきた。
理一自身も幼いころから財閥の御曹司・信康のそばにいて、現在はボディガードとして働いている。
美しい見た目と冷静沈着な仕事ぶりから、職場での人気は絶大だった。
男女ともに引く手あまただったが、そんな中でも後輩ボディガードの橘は、例外中の例外。
信康を守るための指示を無線で飛ばす理一に対し、橘はあっという間に不審者を制圧したかと思うと、「デートしてくれ」と口説きにかかってくるのだ。
それを理一はばっさりと切り捨てる、というのがいつもの流れ。
職場内でも見慣れた光景になりつつあり、そのなびかない様から、理一は「氷の男」とまで称されていた。
しかし実のところ、理一は「デートだなんて…ハレンチだ…不潔だ…！」と考えてしまうほどに初心なだけだった。
そもそも橘は現在、理一の家に居候中であり、デートもなにもあったものではない。
橘は最近ボディガードになったばかりの新人で、早々に給料を前借りしてさっそく使い込み、再び前借りを願い出る……という無茶苦茶な男だった。
上司いわく「訳あり」とのことで、橘は理一の上司のことも「ジジイ」呼ばわり。
そんな橘は、初対面のときから理一にだけは懐き、「天使みたいに美人だな。最高」とべた褒め状態。
顛末を見ていた上司の命令で、お金や住むところがない橘を次の給料日まで理一宅に居候させることになってしまったのだった。
家でも職場でも橘から口説かれ、理一はそのたびに内心ドキドキしつつ平静を装う毎日。
そんなある日、警護対象である信康と友人が揉め事に発展してしまう！
こういう場合には、友人を即座に拘束し、今後一切信康に近づけないよう段取りするのが理一たちボディガードの仕事だ。
ところが橘は友人を拘束しつつ、信康に対して「今のはお前が悪いわ。謝れ」と一喝！
直後には信康からクビを宣告される橘だったが、それでも橘は引かない。
結局信康は頭を下げ、友人と仲直りするという大団円を迎える。
その後の信康はとても楽しそうで、理一は感無量。
理一は信康が小さなころからそばにいるけれど、こんな笑顔を見るのはいつぶりだろうかと感激していた。
理一は橘のことを見直し、(一回くらいデートしても…)と前向きな気持ちになっていくが…？！
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マイディア・エージェント 上巻を読んだ感想
ボディガードという、男らしくてお堅い職業をしているメンズ2人が主人公の本作。
押せ押せガンガンな自由人攻めと、ツンデレ美人受けという定番のカップリングです。
橘は自分の気持ちに素直で、理一に対して「美人」「デートしよう」と猛アプローチし、バッサリと切り捨てられる……というテンポのよさがすばらしい！！
さらには、理一が実は童貞処女で、キスはおろかデートすらしたことがないという清楚仕様！たまりません！
仕事中には凛々しい表情で指示を飛ばし、時には自ら身体を張って信康を守る理一が、橘のちょっとした行動で真っ赤になって思考停止しちゃうんですよ。
ギャップ萌え属性の人は買って間違いなしの名作です♡
そんな純粋培養の理一なので、橘との恋模様はまるで高校生のように初心で、いっこうに進展せず、亀の歩みのようにまったりしております。
しかし橘は橘で、「あんなにきれいな理一だから、未経験なはずがない」と思いこんでいるのがまた面白いポイント！
理一はキスひとつで照れや気恥ずかしさに襲われ、態度がおかしくなってしまうんですが、橘からすれば「えっ、嫌だった？俺のことが嫌ならそういえばいいのに…。」と、見事なまでにすれ違っていってしまうんです。
そして離れていってしまう橘に対し、恋愛に不慣れな理一は、どうすることもできません…。
そもそも理一は先祖代々、財閥に仕えてきた一族でもあるんですよ。
だから小さなころから厳しくしつけられていて、わがままを言うことが許されませんでした。
だから相手が橘であっても、自分の気持ちをぶつけるようなことができず、ある種のトラウマのようにもなっているんですよね。
しかし理一が動かなければ、橘はこのまま離れていってしまう……という絶望的な状況！！
序盤からしつこいくらいに愛を説いてくれた橘に対して、理一はどう行動を起こすのか？！というのが最大の見どころです❤️
上下巻モノですが、上巻で一応収まるところには収まるので、「とりあえず上巻だけ見てみようかな！」っていう楽しみ方も全然ありです！
(下巻は濃厚エロシーンが登場しますよ❤️)
しっかり設定が練り込まれており、心理描写が丁寧なうえコメディ色も織り交ぜてあるので、最初から最後まで楽しく読めました。
ヱビノびすく先生は今作がデビュー作だそうですが、そうとは思えないほどすばらしい仕上がりになっています！
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次巻の感想は以下の記事から
