BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
オオタコマメ「プレイアフターコール」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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プレイアフターコール『カップリング』
Domのやんちゃ系高校生
×
Subの優等生
高校生
ヘタレ
硬派
やんちゃ
Dom
制服
高校生
優等生
メガネ
意地っ張り
Sub
制服
プレイアフターコール『BLジャンル』
学園
同級生
Dom/Subユニバース
切ない
青春
プレイアフターコール【あらすじネタバレ】まとめ
“リーダーシップを取りたい”という欲求を抱えるDomと、”人に尽くしたい”という欲求を抱えるSub。
一般的に、DomとSubはパートナー関係を結んで「おすわり」などのコミュニケーションを取り、精神や体調の安定を図ることを必須とされている。
にもかかわらず、Domの倉科はSubとプレイをしたことがない。
DomだのSubだの面倒だと思っていたし、プレイなしでも問題なく生活できている。
しかしプレイのあるなしは、人によってはかなりの不都合を生じさせるらしい。
ある日、倉科は同級生の一色が廊下に倒れているところを目撃してしまう。
一色は教師からの信頼が厚い優等生で、生徒会長も務めている。
倉科にとって一色のような優秀なDomというのは、自分と比較してしまってなんとなく苦手意識を抱いていた。
しかしだからといって放っておくこともできず、介抱することに。
倉科は万が一のときのために一応持ち歩いていた抑制剤を渡そうとした。
そこで一色から「俺はSubだ」という衝撃の事実が明かされる。
Subといえば、人に尽くすことを望む性であり、生徒会長なんていう役割は真逆に当たるわけで、そのストレスは想像もできない。
そんな重圧に耐えていた一色に対して、勝手な嫉妬で毛嫌いしていた自分が情けなかった。
罪悪感に駆られた倉科は、一色に「俺とプレイしたら落ち着くかも」と提案。
一色からも受け入れられ、はじめての”プレイ”をすることになったのだが、そもそもの前提として、DomとSubのプレイにおいては信頼関係が欠かせない。
倉科は「Come(おいで)」「背中に手を回して」と簡易的な指示を出し、一色の警戒心を解こうとした。
ところがその途中、プレイ初体験の倉科は言いようのない多幸感に包まれ、心地よさを感じてしまう。
一色の緊張もある程度解けたようで、数回の指示を行ったあとにはすっかりリラックスしていた。
もともと倉科は、プレイを行うパートナーと恋人は同一が良い、という考え。
一方で、一色はSubであることを隠しており、パートナーもいないという。
お互いに協力できると踏み、二人はパートナー関係を結ぶことにしたのだが…？！
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プレイアフターコールを読んだ感想
一時期BL界隈で一世を風靡した、不良×優等生カップリングが好きな人には突き刺さること間違いなしの作品です❤️
ほぼ交流のなかった倉科と一色は、DomSubプレイを通してグッと距離が近くなります。
でもだからといって一気に仲良しとはいかなくて、一色は倉科に遠慮しちゃうし、倉科も一色に対してどこまで踏み込んでよいのか探り探り。
DomSubプレイに不慣れな二人が少しずつ距離を縮めていく過程がめちゃくちゃ丁寧に描かれています。
DomSubモノを読み慣れていない人でも、DomとSubとはどういうものなのかが理解しやすいんじゃないかと思います。
最大のポイントは、二人の関係がとても対等なこと。
Domだから一定の主導権は倉科にあるんですが、DomSubモノにありがちなSMチックな行為は一切ありません。
倉科が多少、プレイに没頭しすぎてしまうことはありますが、直後にはめちゃくちゃ謝るし、アフターケアがばっちりすぎて言うことなし！！(笑)
順調に距離を縮めていく二人ですが、あくまで二人はDomSubのパートナーであって、恋人ではないっていうのがまた面白いところです。
もともと倉科はパートナーと恋人は同一がいいという考えで、DomSubプレイは未経験ですがセックスやらの経験は豊富。
一方の一色は、恋愛経験が皆無だけど他の人とDomSubプレイをしたことがあるんですよ。
しかもその相手が、倉科も知っている人物…という複雑な展開！
大きな波乱にはなりませんが、過去に対してヤキモチを妬く二人がかわいいやら微笑ましいやらで、見ていてたまらない気持ちになりました。
攻めの嫉妬心も受けの嫉妬心も垣間見えて、二人とも思い合っているんだなぁとほっこりさせられます❤️
倉科と一色は、DomとSubっていうことをきっかけにそういう関係になりましたが、関係性だけをみれば、普通の恋人同士とそれほど変わらない感じがしました。
理想的な恋人同士と言っても過言ではないような、とても重厚なラブストーリーなので、ぜひ読んでみてください。
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