ぷちっとはじけた、/神田猫(ネタバレ・感想)元恋人同士のタチvsタチのせめぎあい！

ライラ

こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！

神田猫「ぷちっとはじけた、」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

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ぷちっとはじけた、『カップリング』

ライラ

最悪な別れ方をした、元カレ同士の再会ものBLです！

ぷちっとはじけた、『BLジャンル』

ライラ

攻め×攻めのせめぎあいは必見です

ぷちっとはじけた、【あらすじネタバレ】まとめ

主人公・足鷹には特定の恋人がいない。
気に入った相手がいれば、引っ掛けて美味しく頂く。
気楽にセックスを楽しむ日々を送っていた。

この日は良い相手が見つかり、ゲイバーのトイレで濃厚なキスをかまして、ホテルへ行くことに。
ところが、トイレを出ると能代が待ち構えていた。

能代とは、大学時代に付き合っていた。
初めての男性の恋人で、初めて抱かれた相手。
その後、足鷹は能代の前から逃げ出して一方的に別れた。

足鷹は、今となっては完全なタチ専になっている。

だから能代はもう思い出したくない相手、二度と会いたくない相手だった。
会うのは実に３年ぶり。

能代が意味深なことを言ったせいで、今夜のお相手には逃げられてしまった。
足鷹もさっさと帰ろうとしたが、能代から「また逃げるのか」と挑発されて足が止まる。

能代は突然濃厚なキスをしてきて、足鷹はすんなりとそれに応じた。
色気のまったくない、喰い合いのようなキスは長く続く。
これは闘いで、負けるわけにはいかなかった。

けれど、能代の指先が足鷹の背筋をつー…となぞった瞬間、足鷹の息は乱れる。
足鷹の負けと言えば負けだが、手を使ってきたのは卑怯だと思った。

能代は、過去の話を蒸し返してくる。
どうしていなくなったのかと。
別れたつもりはなかったと、険しい目で見つめてきた。

足鷹の中で、何かがキレた。

別れた理由は、3年前の初めてシた時のことだった。

能代がどうしてもシタイと言うから、しぶしぶ抱かれてやった。
痛くて苦しくて気持ち悪くて、それはもう最悪だったのだが、愛があったから耐えられた。

ところがその翌朝、腰の痛みに悶える足鷹の横で能代は「女との方がよかった。身体の相性が悪かったのか…？」と言い放ったのだ。

今思い出しても胸糞悪い、と足鷹は伝えた。

すると能代は、誤解だと縋ってきた。
「あの頃は男との初体験で上手くいかなかっただけ。今はもうそんな失態はしない」
「だからヤろう」と言って、足鷹の手を握ってきた。

…間違えた、もう一度付き合おう、という言葉が続いたが、すでに足鷹は怒りに駆られている。

能代は諦めずに追ってくるが、足鷹はダッシュで逃亡。

この日以降、足鷹は能代から追いかけ回されることになる！

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ぷちっとはじけた、を読んだ感想

この漫画、冒頭の能代は最低です。

セックスの翌朝に「善くなかった」って言うなんて、マジでクソ野郎です。
愛情のかけらもない、デリカシーもない、寝たことを後悔するレベルで最悪です。

正直、読んでいてこの攻め無理！！と思いました。
能代はめちゃくちゃかっこいいのですが、それを差し引いてもこんな攻めに萌えるなんて無理！！と思いました。

ですが、最低なのってここだけなんです。

能代は足鷹に対しては、めちゃくちゃ一途です。

実は三年前の初エッチの「善くなかった」発言のあと、足鷹は能代に渾身の腹パンチを浴びせているのですが、そこで足鷹は骨にヒビが入ったそうです。

つまり、能代目線で考えれば足鷹は『身体の相性が悪いっぽい。しかも腹にヒビを入れやがった暴力性のあるやつ』なんですよ。

にも関わらず、能代は足鷹と別れたつもりはなかったと言うんです。

冷静に考えたらお付き合いをする上で身体の相性って大切じゃないですか。
しかも何があったにせよ殴ってくるのってあり得ないじゃないですか。

なのに、能代はここ三年間、足鷹のことを探し回っていたような描写もあるんです。

スマートなジェントルマン風で、出張で海外に行くなど仕事も出来る様子です。
足鷹の顔をみただけで具合の悪さを見抜くなど、スパダリ感溢れています。

ライラ

「善くなかった」発言さえなければ、文句なしに最強の一途攻めでした！

能代は足鷹に会うために睡眠時間を削ってゲイバーに通い詰め、足鷹と会うべく待ち続けます。
足鷹が嘔吐してしまった時には、能代は自分のコートの裾で足鷹の口元をぬぐってくれるんです。

これね、愛があってもなかなか出来ることじゃないと思うんですよ。
そういうさり気ないんだけど愛が溢れているような描写がちらほら登場して、きゅんきゅんさせられました。

あんなに最低だと思っていた能代がちょっぴり可愛く見えたり、かわいそうに見えちゃったりします。
きっと過去の償いの意識もあったんだろうし、それを遙かに上回る『足鷹からの信頼を取り戻したい』という気持ちで一生懸命なんですよ。

いつの間にか能代のことを応援する感覚で読んでいました。

次第に足鷹も絆されそうになるんですが、『ネコトラウマ』があるので、なかなか最後まで出来ません。
でもそれも焦れったいというより、もう少しこの関係続けてもいいよ！って思えるくらい見ていて微笑ましいんです。

二人のベッドシーンはまさに攻め×攻めの様相です！！

積極的な愛撫の押収・手錠の出現などなど、楽しい展開が待っています。

ドラマCD化されている、絵柄が美しい作品です。

ライラ

イケメン同士の絡みは見ていてついうっとり
目の保養になりますのでぜひ、未読の方は読んでみてください！

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