年下攻め

兎の森 1巻/苑生(ネタバレ・感想)一途で健気な焦れったい恋模様に胸キュン!絵もストーリーも丁寧で綺麗と定評のある作品

このBLの推しポイント!

センチメンタルな高校生!
アホだけどピュア
幼なじみ&腐れ縁

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

苑生「兎の森」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人
  • 雰囲気のある作品を読みたい人
  • 攻め目線で長い間一途で健気に受けを思い続ける姿に萌えたい人
  • 小学生→高校生と、男たちが成長する姿を見守りたい人
  • 幼なじみ同士の片思いにドキドキしたい人
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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

兎の森『カップリング』

ひとつ年下の高校生
×
ひとつ年上の高校生

志井(攻)

高校生
年下
執着
一途
制服

環(受)

高校生
ノンケ
ほだされ
制服

ライラ
ライラ
2人は幼なじみ同士なんですが、攻めの方が1歳年下です!

 

兎の森『BLジャンル』

高校生
学園
幼なじみ
片思い
再会
切ない
すれ違い
青春
攻め目線

ライラ
ライラ
攻めが受けを思う健気で一途な思いに胸キュン必至です!

 

兎の森 1巻【あらすじネタバレ】まとめ

弓永環は、人懐こくてよく笑う。
そんな環の笑う顔が好きだった志井洵太。

環と志井は、幼なじみ同士なのだが、1歳差。
年上の環がいつも先に入学→卒業をするのだが、学校が違っても環と志井は一緒に遊んでいた。

 

環と志井がまだ小学生だったある日、志井がたまたま環の家にいくと、玄関前で環が泣いていた。

環を心配した志井は、環を自宅に連れ帰った。

なんとなく「環をそのまま返したくない」と、志井は思ったからだ。
そのまま環は、志井の家に泊まることにし、2人は一緒のベッドで寝た。

 

その日以降、環はたまに志井の家に泊まりに来るようになった。

この頃からだろうか・・・志井は、少しずつだが環に対して今までとは違う感情を抱くようになった。

 

本当は環と一緒にお風呂に入りたいのだが、下半身がおっきくなることが嫌で一緒に入ることを避けるようになった。

いつもと同様に、志井は環と一緒に寝るのだが、環の寝姿を見ているとキスしたりハグしたりしたいとも思うようになった。

志井は、隣で寝ている環に気づかれないように、こっそりと自慰をした。

それと同時に、環への罪悪感を感じるようにもなった。

 

そして、中学・高校へと進学する環の後を追うように、志井も同じ中学・高校へと進学する・・・。

成長して禁則事項がふえていく中、高校生になった2人の関係は急速に変化していくのだが!?

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兎の森 1巻を読んだ感想

デビュー作「被写界深度」から注目を集めている作者・苑生先生。

被写界深度 上巻/苑生(ネタバレ・感想)思春期の葛藤を描いた青春BL!ストーリー重視で引き込まれる世界観 苑生「被写界深度」上巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。 被写界深度...

本作もまた、思春期真っ盛りの男子高校生たちの恋愛を儚くも丁寧に描かれていました。

 

ぶっちゃけてしまうと、ストーリー自体はめちゃくちゃ王道です。
幼なじみ同士のカップリングで、一方が一方に長年の片思いを拗らせているという“割とありがち”な展開なんですが・・・

苑生先生の才能とセンスにより、マンネリ化された展開とは思えないくらいに、美しく丁寧に物語は進んでいきます。

 

絵がとても綺麗で読みやすいことはもちろんなんですが、構図やキャラクターの表情が絶妙に上手い印象を受けました。

そして何より私が感動を覚えたのは、攻めの志井の心理表現の豊かさです。
気づけば私も、志井にめちゃくちゃ感情移入をしていました。

恐らく志井にとっては環が初恋なんでしょうが、小学生から高校生になるまでの過程で、環に対する心の変化がとても丁寧に描かれています。

志井がどの辺で環のことを気になるようになり、恋心を育むようになったか・・・志井の心理の移り変わりが見事なまでに描かれていました。

 

そして1巻作中では、志井は環に自分の気持ちを伝えます。

続き物の作品なので、もっと気持ちを内に留めて燻らせるのかと思ったのですが、案外サクッと志井は環に告白をしましたwww(いや、小学生から燻らせている恋なので簡単ではなかったとも思いますが・・・)

志井は、何事にもあまり動じないひょうひょうとした部分も持ち合わせているからなのかもしれませんが、意外に肉食な男なんですね(笑)。

告白してからの志井は、ある意味で開き直ったのか、環にガンガンアプローチしにいきます。

環はもちろん志井のことが好きではないので振るのですが、それでも志井は食い下がります(笑)。

食い下がりまくった志井は、半ば強引に(?)お試しとして付き合うことに成功させます。

その時の志井もどこかひょうひょうとしていて、なんだったら環の方が焦っているようで・・・(笑)

そんな2人のチグハグな関係にホッコリしつつ、意外にも強引な行動を取る志井に、胸キュンさせられてしまいました。

 

可愛らしかった男が、どんどん攻め化していき、雄の表情になっていく姿に、あなたも心を鷲掴みにされることでしょう

そして、みずみずしいのにどこか刹那的な色気を纏う環のあどけない表情や仕草にも、胸キュン必至です!

 

幼なじみ同士の王道カップルが好きな人、心理描写メインで楽しみたい人、男子高校生の青春溢れる一途で健気な恋愛模様に萌えたい人は、きっとハマる作品です!

ライラ
ライラ
まだ未読の方は、ぜひ読んでみてください!
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2巻の感想は以下の記事から

兎の森 2巻/苑生(ネタバレ・感想)一途すぎる幼なじみ×訳ありノンケ!体の関係に進みたい志井だが一方で環は思うところがあるようで!? センチメンタルな高校生! アホだけどピュア 幼なじみ&腐れ縁 苑生「兎の森」2巻のネタバレ込みの...
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