あちらこちらぼくら 1巻/たなと(ネタバレ・感想)BLじゃないけどBL漫画なんです！男子高校生の日常系BLの最高峰

ライラ

こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！

たなと「あちらこちらぼくら」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

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あちらこちらぼくら『カップリング』

ライラ

BLっぽいけどBL作品ではないので、現時点では攻め・受けは存在しません。
私の妄想でカップリングしてみましたm(_ _)m

あちらこちらぼくら『BLジャンル』

ライラ

エロは一切なし・恋愛感情もない漫画なので、BLに興味がない人でも楽しむことができます！

あちらこちらぼくら 1巻【あらすじネタバレ】まとめ

高校2年、新学期。
派手めなヤンキー・真嶋（まじま）は、地味めのボウズ・園木（そのき）とクラスメイトになる。

園木のことはまったく知らなかった真嶋だったが、真嶋の友人の1人が園木と同じ天文部。
「園木はいいヤツだからあまりイジるなよ」と言われ、真嶋はその日から園木を観察し始める。

地味な園木はちょっと変わっていた。
教室では一人で寝てるし、CDショップで二ヤついてるし、挙句の果てには挨拶をした真嶋を無視（というのは誤解だったのだが）・・・。

園木にとって真嶋は関わりたくない存在だった。
ヤンキーだし、住んでる世界が違うし、自分みたいなしょーもない思いなんてしたことがないんだろう…。

ある日の放課後。
いつものように園木を観察していた真嶋は、意を決して園木に声をかける。

しかし、園木は驚き、挨拶を返さず顔を背けようとする。

「園木、こないだも俺のこと無視したっしょ！？」

結局、「園木は真嶋を無視」したことも、「真嶋は関わりたくないヤンキー」であることも誤解だったと感じた2人。

それから2人はくだらないことでメールをしたり、喫茶店に行ってみたり、席替えで隣になったり、まんがを貸し借りしてみたり・・・。
見た目も趣味も性格もまったく正反対の2人だったが、少しずつ仲良くなっていくのだった。

夏休みも間近。
園木は夏休みを夏期講習で過ごすか、アルバイトをして過ごすか迷っていた。
そんな時、園木は真嶋が夏休みはアルバイトをして過ごすこと、受験はするがダメならダメでどうにかする、とハッキリ言い切ったことに感動。
少しだけ、真嶋のことを、なんだかかっこいいなと思う園木だった。

しかし、そんな真嶋が時々怖い顔をすることがある。
園木はそんな真嶋が気になりながらも、友人としてマイペースに接していく・・・。

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あちらこちらぼくら 1巻を読んだ感想

男子高校生の日常系BLの最高峰（←私調べですw）である『あちらこちらぼくら』。
どの高校にも必ず一人はいるヤンキーと平凡ボウズの、ほのぼのとした異文化交流マンガです。

2人の出会いと不器用な交流が描かれた1巻。

まだまだ恋愛感情すら生まれない2人のくだらな～いやりとりにひたすら癒され、笑い、あるある！と頷いてしまう、ハッピーな1冊です。

それもそのはず（？）、『あちらこちらぼくら』は当初BL誌ではなく、青年誌で連載されていました。
その後最終回を迎えたこの作品ですが、2019年5月よりなんとBL誌に移籍し続編を開始。

何が言いたいかというと、「BL誌のBL作品」とは異なる「一般誌に紛れ込んだBLっぽい作品」の魅力が最大限に生かされている作品が、この『あちらこちらぼくら』なのです。

2人がくっつくのか、くっつかないのか…そんな段階はまだまだ先で、クラスメイトとして、友達として一緒に過ごす。
「BL誌のBL作品」ではあまり見られないような、浅く不器用な関係の2人にほっこりしてしまう、そんな作品です。

さらに、展開がゆっくりなおかげか2人がお互いに惹かれていく様子がとても繊細に、丁寧に描かれています。

ライラ

もちろん、まだ「友人」としてですが！

私のお気に入りは、真嶋と園木の腹筋をめぐるやりとり。
園木の引き締まった腹筋に衝撃を受ける真嶋が、園木のお腹をじかに触りまくるシーン。

普通のBLならば、素肌を触ってドキドキ…となる場合が多いのですが、園木と真嶋はなんのその。
「腹筋頑張ったんだ！？」で終わってしまう2人が、愛しくて愛しくてたまらなくなるのでした…。

なお、この作品は「ハード系のBLが好き！日常系はつまらない」という人にもおすすめできますね！

ライラ

BL初心者でも上級者でも幅広く楽しめる作品だと思います！

不思議な魅力を持った『あちらこちらぼくら』、ぜひ読んでみてくださいね。

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