BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
ひなこ「Blue Lust」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
切なくて泣けるBLを読みたい人
センシティブな青く甘酸っぱいストーリーに感銘したい人
心理描写を重視した作品を読みたい人
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Blue Lust『カップリング』
同級生(ゲイ) × 同級生(過去にトラウマを抱える)
Blue Lust『BLジャンル』
制服
学園
転校
健気攻め
穏やか攻め
陽キャ受け
ほだされ受け
ノンケ受け
ゲイ
過去に訳あり
青春
ピュア
シリアス
切ない
すれ違い
泣ける
Blue Lust 1巻【あらすじネタバレ】まとめ
高校二年生の五百川隼人は、ゴミ捨てに校庭に出たところ、屋上から今にも飛び降りそうな人影を見つける!
「ヤバイ」と思った隼人は、急いで屋上に駆け上がり、そこにいた片平奏真を止めに入った。
奏真は屋上で気分を悪くして突っ伏しているだけだったのだが・・・
隼人は過去のトラウマから、奏真を放っておけなかった。
後日、校舎内で隼人は奏真と再会する。
奏真は隣のクラスに来た転校生だった。
奏真は学校やクラスに馴染めていないようだったので、隼人は奏真のことを気にかけるようになった。
隼人はなにかと奏真と絡むのだが、奏真は素っ気ない・・・。
しかし時間が経つにつれて、度々自分のことを気にかけてくれる隼人の優しさに、次第に奏真の心は隼人惹かれていった。
奏真はゲイだった。
以前の学校でゲイであることがバレて、隼人の通う高校に転校してきたのだ。
奏真は「男が好き」という自分の性癖せいで、今までたくさん辛い思いをし傷心しきっているので、優しく接してくれる隼人に心惹かれないわけがなかった。
欲望が止まらなくなった奏真は、自宅に遊びにきて、無防備に眠りこけている隼人に思わずキスをしようとするのだが・・・
寸前のところで隼人が目を覚ます!!
奏真は必死に言い訳をするが、隼人は奏真が自分のことを好きなんだと悟った。
奏真は「また辛い思いをする!」「言いふらされる!」と思ったのだが、隼人は「言わない」と言い、優しく奏真を包み込んだ。
隼人は、過去のトラウマから奏真を放ってくことはできなかった。
自らの過去の過ちから目を逸らすように、奏真との依存関係が始る・・・。
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Blue Lust 1巻を読んだ感想
キャラクターの心理描写がとても丁寧に描かれており、とても読み応えを感じる作品でした。
各キャラの心の動きの機微を感じ取りながら、または感情移入しながら物語を読み進めたい人には、とてもおすすめできる作品ですね!
物語自体はわりと淡々と進んでいき、主人公たちが過去のトラウマと対峙しながらゆっくりと恋を育んでいきます。
しかし、なかなか一筋縄ではいきません。
なぜなら、ゲイとノンケの恋愛だから・・・。
BLを読んでいると錯覚してしまいがちですが、そもそもゲイとノンケが両思いになる確率は実際にはかなり低いんじゃないでしょうか。
その辺の感じとかも、妙にリアルでしたね。
ゲイとノンケの切ない恋模様は、BLでも良くテーマにされる話なんですが、本作はそれプラス、ちょっとダークな理由が絡んできます。
主人公・隼人は、中学時代に親友(♂)に告白されたことを周囲に暴露してしまい、親友を自殺未遂にまで追い込んでしまいます。
隼人は、半端ない自責の念に追われているのです。
そんなトラウマに縛られ続けている隼人は、ゲイであり自分に好意を抱いている奏真のことを過去の親友とオーバーラップさせて、手酷く扱うことができません。
「男を好きになることは何もおかしくないこと」と分かっているけど、やはりノンケである隼人は奏真の気持ちに応えることができない・・・。
でも、自分の性癖について思い悩んでいる奏真の支えになりたい。
という、少し矛盾した思いを隼人は抱くようになるのです。
普通だったら「変に期待を持たせるのは良くない」と思うので、優しくすることが相手にとっては辛いことと分かるのですが、隼人は過去に自殺未遂にまで追い込んだ親友のことがどうしてもトラウマで、真の優しさよりも奏真の近くに寄り添い、支えになりたいと思います。
奏真はもちろん隼人のそんな過去を知らないので、ノンケだけど自分に寄り添ってくれる隼人にどんどん惹かれていくと同時に、伝わらない想いにもどかしさを感じます。
というか、結果的には隼人の完全なエゴですよね。
奏真に優しく接することで、過去の償いをしているような・・・。
しかし、奏真もゲイであることが周囲にバレて辛い思いをしたトラウマがあるので、そんなエゴのような隼人の優しさに、励まされていることは確かなんです。
過去にとらわれた隼人と奏真の、本心はすれ違っているように見えて、実はお互いを支え合っているような絶妙なバランスがまた、切なくて・・・儚くて・・・
非常にセンシティブな作品でしたね。
なお1巻では、いい感じに奏真にほだされつつある(笑)隼人の前に、中学時代自殺に追い込んだ元親友・昇が現れて次巻に続きます!!
めちゃくちゃ波乱な予感なんですけど!!!!
でも隼人は、過去と向き合い対峙しなければ、奏真との未来もないと思うので、今後の展開が見ものですね!
高校生たちのとてもセンシティブで切なく儚い恋愛模様に胸キュンしたい人、キャラクターの心の動きを重視した作品を読みたい人、透明感を残しつつも痛いほど切ない作品に陶酔したい人は間違いなく刺さる作品です。
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2巻の感想は以下の記事から