俺様イケオジ！
安定の年上攻め
ピュアなワンコ
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
秋雨るい「ふきげんなディア」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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ふきげんなディア『カップリング』
人気イラストレーター
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担当(編集者)
イラストレーター
ツンデレ
俺様
オヤジ
クール
編集者
天然
ワンコ
ふきげんなディア『BLジャンル』
溺愛
意地悪
あまあま
ほのぼの
ふきげんなディア【あらすじネタバレ】まとめ
主人公・如月奏汰は出版社に勤めていて、児童編集部から文芸編集部に異動になったばかり。
現在部署内では、売れっ子の官能小説家・百武が「桜庭先生の挿絵じゃないと小説書かない！」と言い張っており、桜庭先生がそれを拒否したことで困り果てていた。
桜庭先生とは、顔出しOKのイケメン売れっ子イラストレーターで、少し面倒くさいところがある人物。
そんな矢先、如月は桜庭先生の担当を押しつけられる。
売れっ子同士がタッグを組むという社運をかけた一大プロジェクトであり、ペーペーの如月に断る選択肢は残されていなかった。
連日、上司から言われるがままに桜庭の自宅訪問。
挿絵をお願いしては断られるだけのやり取りが続いている。
原稿料も増額を申し出たが、桜庭先生は小説家の百武を嫌っているようで、メンタル的に無理だと素気なく却下。
そもそも桜庭先生は若い頃から多数のコンペでグランプリを受賞していて、今や審査する側。
描かれるイラストは無駄なものが一切ない洗練された構図で、ディテールに拘っていて一切手を抜かない、仕事に対するプライドを感じる。
相手作家が嫌いだというだけで、仕事を断るようには思えなかった。
如月は連日断られて心が折れそうになるが、その度に精神安定剤となっている絵本を読んで、自らを鼓舞。
桜庭への説得を続けるが、桜庭は如月の持っている絵本を見咎める。
「元は児童編集部にいたんだろう。それが今はエログロイラストレーターの担当とは、いいように使われているんだな」という風なことを言われて、如月はぷりぷりと怒る。
ところが、感情の機微が少ない桜庭と如月では言い合いにもならず、あっさりと言いくるめられてしまう。
以降も如月は桜庭のわがままやからかいに振り回されまくり。
如月はすっかり疲れきって食欲も失せ、睡眠不足。
桜庭は如月の顔色や元気の無さに気づいていたが、素直に心配をして見せるような性格はしていない。
「なんだその顔は。あてつけか？」と言ったかと思えば、持ち歩いている絵本をからかう。
言いたい放題言ったあとは、散らかった室内の片付けを命じる俺様っぷり。
床に散乱しているのはグラビア誌や江戸時代の春画集、緊縛画集など、多岐に渡る。
桜庭がイラストを描く上で資料にしているものだ。
如月は忙しさにかまけて最近性処理をしておらず、ついつい下半身が反応してしまう。
顔を真っ赤にして、足をもじもじさせるが、桜庭に気づかれてしまって…？！
イケメンむっつりイラストレーター桜庭が、純粋無垢な編集者・如月を手籠めにする！
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ふきげんなディアを読んだ感想
「ふきげんなディア」というタイトルの由来は、桜庭先生です。
いつも不機嫌そうで、そうでなくとも真顔という有様で、笑顔はほとんど出てきません。
俺様でわがままで、少し気難しい部分のあるお偉い桜庭先生……それが、最後まで読むと受け溺愛攻めに変貌します！！
変貌といっても、表情や態度はあまり変わりません。
ただ、如月が百武先生に緊縛されちゃったと分かれば、深夜に車をすっ飛ばして迎えにいったりします。
如月と久しぶりに会った時には、如月が痛みを訴えるほどぎゅうぎゅうと抱きしめて、「お前は俺をなんだと思ってるんだ」と怒ります。
それは「自分たちは恋人なのだからもっと会いに来い」という意味の言葉のようですが、天然如月は「え？す、好きです！」というとんちんかんな返しをしたりしますw。
如月は如月で桜庭のことが好きなので会いたいとは思っているんですけど、仕事の邪魔しちゃ悪いと思って、会いに行けずにいたんです。
それがようやく会えて、如月はひたすら久しぶりの桜庭の匂いを堪能している…というちぐはぐさが可愛くて面白かったです！
脇役として登場している小説家の百武先生、そしてそのアシスタントの上条さんも良い活躍をしています。
このカップルの属性は熊みたいに豪快で明るい攻め、儚げ美人な受けです。
百武先生はなんとなく、上条さんの尻に敷かれている感じがしました。
百武先生は桜庭先生のことが大好きなようで（性的や恋愛的な意味ではありません）やたら絡んだり意地悪をしたりしるんですが、攻め同士がきゃっきゃしている姿も楽しいポイント！
私はどちらのカップルも大好きなので、とても楽しめました！！
そして、この漫画の中で重要な要素は、如月が持ち歩いている絵本です！
如月と桜庭が初めてケンカっぽくなっちゃうのも、如月が激怒するのも、そしてより一層距離が深まるきっかけも、すべてが「ふわふわ」という絵本なんです。
不機嫌で不器用な桜庭が、実は如月を溺愛しているというギャップがたくさん詰まっています。
天然でわんこな如月の可愛さにも癒やされること間違いなしです。
読み終わったあとは、きっとふわふわした気持ちになれるはず！
ぜひ読んでみてください。
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