BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
ねこ田米蔵「酷くしないで」8巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
俺様から見事なスパダリに変貌する攻めを見守りたい人
ラブラブあまあまだけど、胸が引き裂かれるほど切ない展開の作品を読みたい人
連載期間10年以上、ドラマCD化されたBL人気作品を見たい人
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酷くしないで『カップリング』
俺様イケメン × 優等生(大学生同士)
酷くしないで『BLジャンル』
俺様攻め
イケメン攻め
スパダリ攻め
ツンデレ攻め
優等生受け
天然受け
純情受け
メガネ受け
恋人同士
すれ違い
切ない
あまあま
BL名作
腐女子なら一度は読んでおきたい名作です!
酷くしないで 8巻【あらすじネタバレ】まとめ
7巻の感想は以下の記事から
真矢は、喘息持ちのルカが急な体調不良のため、朝方自宅に呼び出された。
「眠りにつくまでそばにいてほしい」と言われた真矢は、そのままルカの家で眠りこけてしまう。
目が覚めるとルカの体調も回復していたので、急いで縞川宅に帰ることにした。
眠傘を縞川の家に残したままにしていたので、気が気じゃなかった。
縞川宅に戻ると、縞川と眠傘が朝食を食べていた。
真矢の心配をよそに、2人はわきあいあいとやっていたらしい。
(縞川は眠傘に一度手を出した前科があったのだが・・・)
一旦は安堵した真矢。
ルカのところに行っていたとは眠傘に伝えずに、真矢も朝食を食べるのだった。
ルカの元に、大きな仕事の依頼が舞い込んできた。
有名映画のタイアップイベントだ。
もちろん仕事の手伝いとして真矢にも声をかけた。
最初は仕事を断ろうと思っていた真矢だったが、今までにないくらいにイキイキとルカが今回の仕事についてを語るので、手伝うことにした。
そんことは、もちろん眠傘にも報告した。
ある日眠傘が、真矢のバイトしているカフェに行くとルカがいた。
真矢は仕事が忙しそうだったので、眠傘とルカは話をしながら待っていた。
そして、ルカの話の節々から、縞川の家に泊まりに行った朝、真矢がいなかったのはルカの家に行ったことを知る眠傘!
その事実に、いてもたってもいられなくなった眠傘は、カフェを出た。
この出来事がきっかけで、眠傘と真矢は再び激しくすれ違うようになるのだった。
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酷くしないで 8巻を読んだ感想
連載期間から10年以上が経つ「酷くしないで」。
言わずもがな、超有名・大人気BL漫画のひとつが本作です!
この作品の見どころは、何と言っても真矢×眠傘のカップリングです!!
優等生で真面目で泣き虫(だけど頑固)な眠傘と、チャラい遊び人真矢との、まさに真逆タイプの2人が織りなすドタバタ&あまあまラブコメと言った感じです。
あまあま要素は多いものの、時には心が苦しくなるようなすれ違い要素もふんだんに展開されていくので、連載歴が長いにも関わらず、マンネリせずに最新刊まで読み進めることができます!
わがままで俺様な真矢が、巻を重ねるごとにスパダリに変わっていく姿が必見です!
5巻の悪夢(?)再び!!!
8巻でもルカの存在が2人をグラングラン振り回します!><。
喘息持ちのルカは、体調不良で動けなかったため真矢を自宅に呼びます。
しかも、眠傘と逢瀬を重ねた明け方の話です。
寝ている眠傘を起こしては悪いと思い、そして眠傘は真矢とルカの関係に嫉妬しているので、真矢は内緒でルカの元を訪れます。
しかし、黙ってルカのところに行ったことが、後々眠傘にバレて大げんか!!!
真矢ネムカップルは、冷却期間へと突入します。
どっちの気持ちも理解できる分ツライ!!
眠傘は恋人として好き、ルカはビジネスパートナーとして好きだと思っている真矢。
真矢からしたらまったく違う「好き」なんですが、同性愛のややこしいところでその好きの感情に眠傘は嫉妬してしまいます。
そして眠傘の嫉妬心も知っているので、できるだけルカと親密にならないように真矢も努力します。
とにかくルカの存在自体が、2人の恋の障害になってしまうのです><。
(ルカファンの方がいたら、すみません・・・)
冷却期間突入後も、すぐに仲直りする真矢ネムなんですが、映画のタイアップイベントの手伝いが忙しくなった真矢は、物理的な時間を捻出することが難しくなり、眠傘との時間を確保できなくなります。
会う約束をしても、急な仕事によりドタキャンも頻発します。
結局何も解決しないまま、眠傘の心はモヤモヤした状態に戻ってしまうのです。
そして眠傘とルカが2人の話す機会があるんですが、眠傘は「真矢のことが好きなんですか?」とルカに直接聞きます。
ルカは何の迷いもなく「好きだよ」と告げます。
もちろん恋愛感情としての好きではないのですが、ルカはさらに核心を突くようなセリフを述べます。
「人との付き合いは棲み分けがある。
恋人・友人・親友・仕事仲間・・・
さらに細かく区分すると、趣味を共有したり、悩みを共有したり・・・
君はそのすべてを真矢と共有できると思ってる?」
「いつか窮屈にならないかな?」
この言葉って男女の恋愛でも共通するような、結構痛いところを突いているような気がして妙に共感できました。
BL漫画って男同士の恋愛を描いたものなので、恋人関係であり、お互いを高めあうビジネスパートナーとしても描かれることも多いのですが、眠傘と真矢に関しては恋愛の要素以外につながりは、確かに感じられません。
今はお互いに好きという気持ちが先行しているので、いつでもお互いを優先しがちだけど、それが次第に窮屈にならないかと・・・
恋愛経験の乏しい眠傘は、すべてを見透かされているかのようなルカを怖くも思います。
結局8巻では、波乱を生みつつも真矢も眠傘もルカとのことを有耶無耶にしたまま終えます。
関係的には仲直りもしていつも通りの真矢と眠傘なんですが、ルカとのことの決着がついていないのでモヤモヤしたまま。
ルカが曲者すぎる!!!
真矢と眠傘の前に、BL漫画界屈指の強敵が現れたのではないでしょうか!!!!???
私の憶測ですが、ルカは頭のキレる男なので、真矢と眠傘の仲がこじれるように敢えてかき乱していると思うんです。
腹黒く裏でほくそ笑んでいるルカの姿は、本編には登場していないのですが、おそらく天然であんな眠傘を追い込むようなことを言わないと思うし、なまじ頭がいいだけに危険な男だと思います。
8巻という長編BL漫画なのに、絶妙にすれ違う真矢と眠傘。
マンネリすることなく楽しく読み続けることができるので、さすがは名作BLです!
9巻の展開が楽しみですね!
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9巻の感想は以下の記事から