BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
扇ゆずは「澪つくし」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 先の読めない展開にドキドキしたい人
- アダルティな大人の関係にドキドキしたい人
- 色気いっぱいの受けが大好きな人
- 冷徹攻めが大好物な人
- ストーリー・心理描写を重視した作品を読みたい人

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澪つくし『カップリング』
政治家参謀
×
天才ハッカー
クール
男前
ミステリアス
腹黒
スーツ
メガネ
健気
ミステリアス
強気
クーデレ
澪つくし『BLジャンル』
体だけの関係
ドキドキハラハラ
ストーリー重視
切ない
澪つくし 1巻【あらすじネタバレ】まとめ
政治家参謀×天才ハッカー。
衆議院議員・只野はるきの秘書を務める南雲公耶。
天才ハッカーと呼ばれる桂木澪。
澪は、只野の事務所に潜り込んだスパイを調査しあぶり出すよう、南雲依頼された。
依頼よりも早く任務を遂行した澪に南雲は報酬を支払おうとするが、澪が求めるものはお金ではなかった。
それは、南雲に触れること・・・。
南雲は不思議で仕方なかった。
澪が南雲に尽くす理由が。
澪は子供の頃から人間の放つオーラが見えた。
南雲の放つオーラはこれまで見た誰よりも本物で、圧倒的な支配者オーラ・王の翼を持つ。
澪は、王の翼を持つ南雲に尽くすために生まれてきたと言った。
南雲自身、この国のトップ(総理大臣)になる野心はない。
「頭はいくらでも変えられる」と、陰で日本を動かす野心に溢れているようだった。
依頼遂行の報酬として、澪は南雲に抱かれた。
愛や気遣いのない遠慮のない抱き方。
それでも澪にはたまらないご褒美だった。
澪は5年前、同性の恋人を刺して以来EDになってしまったのだが、南雲に乱暴に抱かれて久々に下半身が反応してしまう!!
一途に尽くす澪と、野心の為に平気で他人を切り捨てる冷徹な南雲。
澪の献身と想いが実る日は来るのか!?

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澪つくし 1巻を読んだ感想
扇ゆずは先生の新作!
野心を目論む冷徹な政治家秘書×天才ハッカーという、何やらインテリジェンスな雰囲気が漂う本作でしたが、予想に反して読みやすく、さすがはゆずは先生の作品だと思いました。
政治家秘書を務める南雲は、とにかく謎に包まれた男です。
自分自身はトップの座に興味はなく、議員を傀儡のように裏で操る野心に溢れた男です。
言い換えれば、自分の手は決して黒く染めない…
「頭の変えはいくらでもある」と豪語し、あくまでも総理大臣の秘書になることを目標とし、陰でこの国を牛耳ろうとしている様子が伺えました。
ここまで腹黒い男は、BL界広しといえどもなかなかいませんよね。
しかも、現段階では南雲の素性がまったく分からないのが、この物語の鍵。
南雲という名前も、誰かの戸籍を使っているだけで本当の名前ではありません。
天才ハッカー澪の力を持っても南雲の本性が割り出せないのですから、本当にこの男は謎に満ち満ちています。
性格も冷徹で、感情に泳がされません。
現段階で澪に特別な感情を抱いている感じはなく、むしろ使える駒…くらいにしか思っていない感じがしました。
報酬として手酷く澪を抱くのですが、その度に澪が不憫に思えたのですが、澪自身は南雲に抱かれて心の底から喜んでいるようなので、そんな2人の関係性も不思議で新たな萌えの境地を発見しました。
私は基本的に、メインカップルには愛のあるエロを求める派なんですが、2人の行為はまったく愛のカケラなんてありません。
遊びの関係とか、そういった次元でもない。
いつでも澪を殺せる気持ちの余裕さえ感じる南雲と、そんな南雲に陶酔し尽くす澪…
なんて表現したら良いか分からないのですが、冷と熱のように極端すぎる2人の想いが利害関係の一致で交錯し、独特な空気感を纏っているのです。
単純に、大人の色香溢れる美男子たちの絡みも素敵だったので、関係性は別として眼福の極みでしたが❤️
ちなみに南雲は、財閥令嬢と婚約中です。
もう本当に酷い男><!
もちろん婚約者家族の前では、南雲は一切裏の顔を出していません。
スパダリの「ス」の字もないくらいに、澪にも婚約者にも酷い話ですよね。
でもそん二面性も南雲の魅力の一つで「悪い男の方が惹かれる」という通りに、私も気づけば南雲の魅力に取り憑かれてしまいました。(もちろんリアルではナシですよ!苦笑)
そんな冷酷非道な男に、尽くす澪。
オーラが見える澪は王の翼を持つ南雲に、絶対的に服従し命をかけてまで尽くしまくります。
1巻は特に澪が不憫すぎて仕方なかったのですが、おそらくどこかのタイミングで南雲の心がほだされていくと思うので、今後の展開に期待です!
澪自身もまだまだ謎に満ちた存在。
法的にアウトなハッキングをいとも簡単にやってのける天才で、完全に裏社会の住人ですよね…
しかも5年前に同性の恋人を刺した…という心穏やかではいられない事情も抱えていて、何がなにやら!?
同性の恋人とは「弟」だったことも分かり、ますます澪の過去も気になります。
引き続き本作を追っていきたいと思います。
完成度の高いストーリー重視作品を読みたい人、裏社会系のシリアスなBLが大好きな人、大人のアダルティな恋の駆け引きを楽しみたい人に、全力でおすすめできる作品です。
- 先の読めない展開にドキドキしたい人
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次巻の感想は以下の記事から
