BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
左藤さなゆき「プリフェクトの熾火-おきび-」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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プリフェクトの熾火-おきび-『カップリング』
高校生(指導生・年下)
×
高校生(監督生・年上)
年下
男前
強気
制服
美人
攻め→受け
チャラ男
プリフェクトの熾火-おきび-『BLジャンル』
切ない
学園
エロなし
プリフェクトの熾火-おきび-【あらすじネタバレ】まとめ
本作は『プリフェクトの箱庭』のスピンオフ作品です
花菱尊は、幼いころを思い出しながらもの思いにふけっていた。
指導生の一人から心配だと言われ我に返った尊は「楽しいことをしよう」といい、その指導生を押し倒した。
同時に部屋の扉が開き、久世湊が「どういうことだ!」といいながら入ってくる!
久世は共有スペースでそんなことはやめろと苦言をいったあと、「指導生」とかかれた許可書を尊に見せつけた。
久世が尊の指導生になるということなのだが…久世は突然のことに「聞いていない」と反論した。
尊は悪びれた様子もなく、おめでとうと手を叩く。
久世の指導生は今さら変更が利かず、次期監督生として月人(前作『プリフェクトの箱庭』の攻め/生徒総代)も推薦している旨を伝えた。
監督生と指導生とは?
監督生とは、成績優秀な上級生。
その監督生が指名した生徒のことを指導生と呼ぶ。
指導生に選ばれると学校や寮で監督生の様々なお世話をする決まりがある代わりに、勉学指導や卒業後の便宜を図ってもらえる。
そんな話をしていると窓の外にいる月人と澪斗の姿を見て、尊は「幸せそうだ」と呟いた。
久世は思わず「月人のことが好きだったのか…」と問いかけるが、尊は「そいうのではない…」と答えた。
尊は実家に行かなければならなかったので、久世に「来週から指導生としてよろしく」と声をかけ部屋を出た。
かつてこの学園に東院月人という神様のような存在がいたが、彼はある平凡な少年・佐倉澪斗と出逢い神様ではなくなってしまった。
ふたりの寄り添う姿を横目で見ながら、尊は実家へ行く車へと向かうのだった。
一方久世は、未だ自分が指導生に選ばれたことが理解できていないようで、頭を抱えていた。
そして、月人と澪斗を見ていた尊の表情を思い出し、「あんな顔もするのか…」と小さく呟いた。
翌日、頬に傷を作っていた尊。
この傷は母につけられたと、尊は久世にこぼした。
そんな尊を見た久世は「綺麗なのに…」とポロっと本音が出てしまい!?
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プリフェクトの熾火-おきび-を読んだ感想
左藤さなゆき先生の描く、切なBLが大好き><!
大人気作『プリフェクトの箱庭』のサイドストーリーということもあり、購入しました。
箱庭の月人(攻め)の右腕であった尊と、澪斗(受け)の親友・久世が今作の主役です。
個人的にプリフェクトシリーズで久世が一番好きなキャラだったので、熾火の予告を見た時は歓喜しました><!
本作を読んで特に印象に残ったことは、尊が思っていたよりも「脆い」ということが浮き彫りになったところです。
箱庭の時から少し匂わせていた月人への想い。
月人と澪斗に協力的だったので、すっかり月人への思いは断ち切ったものだとばかり思っていました。
けれど尊は、新たに登場したキャラ鳳に揺さぶられれば、簡単に揺れてしまうほど脆い人だったことが分かります。
その立場ゆえに妬まれたり、疎まれたりするなか、外野からの辛辣な言葉に反論しないのも尊が強いのではなく、半分が事実だと自分自身で思っているからでした。
要は達観しているような性格??
少し自己肯定感が低いようにも映りましたね。
一方久世はまっすぐな性格で、間違っているものは間違っているとハッキリ言うことができるタイプです。
学校という狭いコミュニティの中で、周囲は月人や尊たちのことを殿上人のように憧れの存在とされるなか、久世だけはこの現状が間違っていると言えた人でした。
尊はそういった久世を見据えたうえで、彼を次期監督生としたのでしょうね。
尊を目の敵にしている監督生が、好き勝手に尊に暴言を吐くシーンがあるのですが「あなたはそんなことを言われていい人ではない」と、久世が言うシーンがあります。
このセリフを久世が言った時、尊の相手は久世しかいないと思いました。
尊には今の自分自身が向いている方向が「違う!」と、引っ張ってくれる人が必要なんですね。
その適任が、久世。
久世は鳳のように尊を壊すのではなく、尊を引っ張り上げることができます。
久世もまた澪斗とは違ったやり方で、尊の闇を受け止める度量のある人物なのです。
また今後鳳との三角関係も気になるところ。
箱庭を見ていなくても熾火単体でも楽しめるので、ぜひ本編で楽しんでくださいね。
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