BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
中田アキラ「SV、恋の進捗について。」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
一途な恋模様にきゅんきゅんしたい人
ドタバタな展開にドキドキしたい人
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SV、恋の進捗について。『カップリング』
コンビニ店員 × コンビニSV
SV、恋の進捗について。『BLジャンル』
強気攻め
ワンコ攻め
流され受け
世話焼き受け
スーツ
ゲイ
年の差
あまあま
ラブコメ
コミカル
ほだされ
すれ違い
SV、恋の進捗について。【あらすじネタバレ】まとめ
主人公・米村は、失恋した。
そしてその直後に、安藤から告白された。
安藤とは、米村が以前担当していたコンビニで働くアルバイト店員だった。
それから一年近くが経過。
安藤との関係は、進展していなかった。
時間が合えば米村の家で話をして、たまにキスをするだけ。
付き合うとか付き合わないとかいう話もしていない。
それは米村の中に、未成年の安藤がハタチになるのを待とう、という気持ちがあったからだ。
米村の仕事はコンビニのSVで、担当エリアにあるコンビニを渡り歩いてはアドバイスをしたり手伝ったりすること。
今はとある店舗の新人、三津原の教育に手を焼いていた。
この日も三津原を注意したり、キャンペーンの周知をしたり、はたまた三津原から尻を撫でられたりしてぐったり。
仕事は忙しかったが、それでもつい安藤に会いたくなる。
米村の中で間違いなく安藤は特別だった。
ところが、安藤とご飯を食べに行ったところで偶然三津原と遭遇してしまう。
三津原からお尻を触られている米村の姿を見た安藤は、激怒!
安藤の怒りの矛先はセクハラ行為のみでなく、仕事の愚痴すらも話そうとしない米村の態度にまで及んだ。
しかし米村に言わせれば、大人だし無用な心配はさせたくなかっただけ。
こういう日常的なすれ違いも、安藤が気にかけてくれることも、米村にとっては好ましい出来事だった。
安藤の感情が米村の言動によって揺れ動く様を、かわいいと思ってみていた。
その時々で気持ちは伝えていたし、フォローもしていたつもりだった。
数日後には安藤の誕生日が控えていたので、望まれればセックスもするつもりだった。
米村は元よりゲイだったけれど、受け身側になったことは一度もない。
それでも安藤のためならと、一人でお尻の開発に勤しんだ。
そうして訪れた安藤の誕生日。
米村は安藤の元へ行こうとしていたが、三津原から「ケーサツ行くからついてきて」と呼び止められて?!
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SV、恋の進捗について。を読んだ感想
この漫画の魅力はなんと言っても受けの米村が、受けっぽくないことです!
米村は、仕事が出来て、髪型もいつも綺麗にセットしていてスーツを着こなしている大人の男。
包容力があって、いつも余裕があって、誰に対してもそこそこ優しい紳士です。
一方の安藤は、未成年なので若者らしく激高型な一面があります。
米村のことを好きになってからというもの、全身で米村への好意を表わしています。
米村に子ども扱いされると怒るけど、キスして宥められたりしたら一発で怒りを鎮める単純さもあるんです。
ワンコ攻めというにはいささかオラオラしすぎていますが、雰囲気的にはワンコっぽいです。
前半こそ、米村のことが大好きな安藤と、それに絆されている米村、という構図です。
そして安藤は、そのことに気づいています。
安藤は、米村が自分以外の相手から押せ押せガンガンで来られた時、絆されるんじゃないかと不安に思っています。
誰でもいいんじゃないか、自分じゃなくてもいいんじゃないかと。
そこで抜群の働きをするのが、三津原です!
彼は彼なりに米村のことを見ているし、米村に対してきちんとした好意を持っています。
邪魔者キャラですが、悪い奴ではありません。
冒頭でちらっと描かれていますが、米村は元々別の男の子のことが好きでした。
失恋したと書いてありますが、それは当たって砕けたわけではなくて、自分の気持ちをはっきりと伝えないまま、失恋を悟って身を引いただけなんですよ。
米村にはそういう、どことなくふわっとした部分があります。
あるがままを受け入れて、無駄な抵抗はしない、というか。
流されやすいというよりも、好んで流されている、という感じ。
うまく言えないんですけど、自分から積極的に行動を起こすタイプではないんです。
そんな米村が最後の最後に、安藤に対してのみ、自ら行動を起こすんです!
明確に米村の年齢は書かれていないけど、30歳以上であることは間違いないです。
その年までずっとふわふわ流されてきた男が、能動的ではなく自発的に行動するのってすごいことだと思うんですよね。
なかなか出来上がってしまった性格って変えられないじゃないですか。
米村もそのことをわかっていて、「俺が動かなきゃ、このまま終わるんだろうなあ」「前にもこんなことあったなあ、俺成長しねえなあ」とか考えているんです。
でも、米村は動くんです!
安藤と終わりにさせたくなくて、全力疾走します!
あまあまあり、テンポの良さもあり、ハラハラな部分もありで、最後までドキドキでした。
作者・中田アキラさんらしく、人となりが丁寧に描かれている作品です。
実は「SV、恋の進捗について。」は、「店長、恋です。」に脇キャラとして登場していた2人のスピンオフです。
そちらで同時収録としても描かれていた作品の続きが本作にあたります。
冒頭にきちんと説明があるので、本作だけでも十分楽しめます。
一冊を通して、形だけの恋人ではなく、きちんと気持ちを通じ合わせていく過程を楽しめます!
読み終わったあとに「店長、恋です。」も読んでみると、「米村こんなにふわふわしてたのか!」「安藤、ここで米村のこと好きになったのか!」と過去を紐解く形で楽しめます。
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