攻め・受け不明

10DANCE 3巻/井上佐藤(ネタバレ・感想)BL要素も含みつつダンスのスポ根漫画としても楽しめる!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

井上佐藤「10DANCE」3巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人

スポ根>BLな作品を読みたい人
ダンス・シーンの迫力と色気に圧倒されたい人
ライバルBLが好きな人
一般誌に紛れこんだBLを読みたい人

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当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

10DANCE『カップリング』

ダンサー × ダンサー(攻め受け不明)

ライラ
ライラ
現段階では攻め・受けはありません

 

10DANCE『BLジャンル』

俺様
ツンデレ
ダンサー
ライバル
ほのぼの
スポ根
エロなし
攻め・受け不明

ライラ
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BL要素も含みつつ、ダンスのスポ根漫画としても楽しめる作品です!

 

10DANCE 3巻【あらすじネタバレ】まとめ

2巻の感想は以下の記事から

10DANCE 2巻/井上佐藤(ネタバレ・感想)BL要素も含みつつダンスのスポ根漫画としても楽しめる! 井上佐藤「10DANCE」2巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。 1...

 

スタンダードの日本王者・杉木信也は、ラテンの日本王者・鈴木信也を「10ダンス」の道へと誘う。

互いの専門分野を教え合う猛練習の中で、鈴木は杉木への恋心を自覚していた。
杉木もまた、鈴木に対して「ずっと探していた人を見つけたような感覚」を覚えていた。

 

鈴木ペアは、ワルツが踊れなくなっていた。

杉木ペアもまた、「よく踊れている」のになんだか変なラテンを踊っている。
なかなか色気の出ない杉木ペアを見かねた鈴木のペア・アキは、演劇方式での練習を提案する。

しかし、杉木の口説き方は最悪だった。

「…………僕と寝る?」

 

参考にと鈴木が杉木を口説いてみせる。

負けじと杉木も鈴木を口説き、そのなまめかしいやりとりにアキと杉木のペア・房子はうっとりしてしまうのだった。

 

その晩、杉木は知り合いの男・アーニーと電話をしていた。
「どうして僕は鈴木先生に興奮したのかな?僕はゲイじゃないんだろ?」

アーニーは、すぐにその欲情は恋だ、と認識する。
しかし、杉木を面白がるアーニーは、絶対に教えてやるもんかと心に誓うのだった。

 

翌朝、寝起きの鈴木のもとに杉木から電話がかかってくる。
なぜ電話をかけたのだろうと自問自答する杉木だったが、まさか「あなたの声が聞きたい」などとは言えない。

適当にごまかし、鈴木を朝食に誘った。

 

夜更けの練習後もなお、近所の公園で踊りあかす2人。
お互いのことを何も知らない、と感じた2人は、ダンス以外のことも話すように。

好きな酒、料理、最近見た映画、幼い頃のこと…。

それから2人は、ダンスの猛練習をしながら互いのことを知っていく。

 

それから、杉木は鈴木ペアのスタンダードの上達のために、かつてのスタンダード・チャンピオンであるノーマンに頼みごとをする。

「鈴木信也とパートナーのラティーナを恋人同士に見えるようにしてほしい」と。

しかし、鈴木と10ダンスに挑戦するためとはいえ、なぜかモヤモヤと落ち込んでしまう杉木だった。

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10DANCE 3巻を読んだ感想

鈴木が杉木に対する想いを自覚したのが2巻。
3巻では、ついに杉木が鈴木に対する「違和感」をはっきりと自覚する番になりました。

その「違和感」は、もちろん鈴木への欲情(=恋心)!

しかし、彼の友人・アーニーのせいでその違和感の正体はまだ単なる「違和感」のまま。
恋を恋だと自覚できない大男が、3巻ではさらに暴れまわります。

 

まずは、鈴木・アキペアを表舞台に出すために…とかつてのスタンダード・チャンピオンにコーチをお願いする杉木。

しかし、自らの意思でコーチをお願いしたにもかかわらず、杉木は内心モヤモヤ。
「言いたくない、渡したくない、他のダンサーのクセなんか付けたくない」

これってもう、完全な独占欲じゃないですか!

自分で提案しておいて、自分で落ち込んでモヤモヤ。
鈴木先生を取られたくない、と落ち込む杉木がたまらなくかわいいんです。

 

さらに、その後。
2巻にとっても甘いシーンがあったので、3巻でこれ以上のものが来るか…?と内心ひやひやしていたのですが、そんな思いは杞憂でした。

杉木の過去のダンスでどうしても気になっていたことがあった鈴木は、杉木にそのことについて尋ねます。

杉木の回答は、ダンサーとしては一流であっても、人間としては酷いと罵倒されても仕方のないものでした。

杉木の回答に言葉を失う鈴木と、そんな鈴木を見て「嫌われてしまったかな」と後悔する杉木。

その後、2人は言葉少なに別れますが、一人になった瞬間にお互いへの想いが溢れてしまいます。

杉木は来た道を戻り、鈴木は地下鉄を降りようとするその時。

走り出す電車の中、無言で何度も…何度も…キ…ス

・・・あの・・・これはBL誌ではなく、青年誌で連載しているんですよね…?

 

強烈な衝動と熱量がぶちまけられるこのシーンは圧巻。

「リアル10DANCE舞踏会」というイベントも開催されるほどの大人気作『10DANCE』。

ライラ
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その熱い展開は、ぜひご自身の目で確かめてみてください!
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4巻の感想は以下の記事から

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