BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
大麦こあら「エマのごちそう」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- コミカルで明るい話を楽しみたい人
- 一途な恋模様にきゅんきゅんしたい人
- 非現実的なファンタジーの世界に浸りたい人
- 健気でピュアな受けに胸キュンしたい人

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エマのごちそう『カップリング』
大学生
×
夢魔
ノンケ
イケメン
ほだされ
人外
かわいい
襲い受け
強気
エマのごちそう『BLジャンル』
ファンタジー
あまあま
切ない
エマのごちそう【あらすじネタバレ】まとめ
大学生の彗(けい)は、それなりにモテるし、友人も多い。
ある程度自分の人生に満足していたが、唯一の悩みは、見た目が派手なせいでチャラいと誤解されてしまうこと。
いささか面食いな自覚はあったが、彼女ができればいつも本気で付き合ってきた。
しかし最終的には他の男に走られてしまい、彗は浮気相手のような扱いを受けるばかり。
純粋に、一人の相手を愛したいし、愛されたいと願っているだけなのに。
この日も恋人からサラッと別れを告げられ、落ち込みながら帰路についた。
祖母の眠る部屋を通り過ぎて自室へ向かったところ、ベッドに見知らぬ美少年・エマが全裸で眠っていた。
「誰だ?!」と混乱する彗同様、目覚めたエマも「ここどこ!?」と大慌て。
彗は家出少年が勝手に侵入してきたのだと解釈し、とりあえず服を着せた。
しかしその直後、エマからキスをされ、フッと意識が遠のいていく。
夢現のなか、エマの背中に羽根が生え、窓から飛んでいくのを見た。
翌日には、エマとの出来事を“夢だ”と結論付けていた彗だったが、夜になると再びエマの襲来を受けてしまう。
空を飛びながらやってきたエマをはっきりと目撃し、夢じゃなかったことに驚愕する彗。
するとエマから「彗との契約で召喚されたから、セックスして生気もらうしかない」と迫られ、またもやキスされてしまう。
悪魔の一種であるらしいエマのキスには生気を奪う力があるようで、彗の体からは力が抜け、されるがままの状態に。
そこでエマから聞かされたのは、「人間を魅了して魂を貰えば、契約は終了する」というわけのわからない条件だった。
掘り下げて聞いてみると、“契約が終了するとエマは自由の身になるが、彗は死ぬ”というとんでもないもの。
だが裏を返せば、「魅了されず、彗がエマのことを好きにならなければ、死ぬことはない」とのこと。
そこで彗は必死に自分の興奮を抑えようとするのだが、エマはお構いなしにまたがってきて、彗のものを勝手に挿入!
ところが直後にエマは腰を抜かしたようで、真っ赤になって泣きながらプルプルと震えていた。
エマの偉そうな口ぶりにそぐわない、テクニックのなさ。
彗ははっきりと、「お前キスもセックスも下手くそ。俺いつまで経ってもイけねえ」と言い放った。
そして腰の振り方を指南しながら、普通にセックスを楽しんでしまって…?!

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エマのごちそうを読んだ感想
人間×夢魔(淫魔のようなもの)という設定の今作は、エロエロ展開を期待したくなるところですが……意外にも純愛色が強めです。
すっごく大事なことなので早々にネタバレしますと、エマはセックスどころかまともにオナニーしたこともなく、キスの仕方さえ知りません。
淫魔受けという単語から想像するビッチ受け感は一切なく、ひたすらかわいい!
エマは未経験なりに、必死に彗を興奮させようと奮闘します。
寝込みを襲ったり、彗のものを咥えようとするのは日常茶飯事です。
さらには、彗のクレカを勝手に使用してエッチな下着やコスプレグッズを購入!
可愛らしい容姿をフル活用して彗に迫りますが、その度に、彗からポイっと追い出されてしまいます。
まるで子猫のような扱いを受けて、怒りをあらわにするエマがまたかわいい!
エマは喜怒哀楽が豊かで強気で、なんだか小さな子どもを見ているような気分になりました。
彗のまわりをチョロチョロと飛び回ったり、彗のおばあちゃんのお手伝いをしたりと、ツンデレのくせに人懐っこいんですよ。
テンポのよい彗とエマの掛け合いが続きますが、淫魔であるエマの主食は彗の生気なので、キスしたり口で愛撫したりといったコミュニケーションもコンスタントに登場します。
しかし彗は根っこが一途な人間なので、好きな人以外とそういうことはしたくない、と思っているんですよ。
一方のエマにとっては、彗とそういうことをするのは食事の一貫なので、感覚がまるで違います。
あるとき、彗からエマにキスをするんですが、エマは「なんでキスしたの?俺いまお腹すいてないよ?」ときょとんとするんですよ。
キスをすることと、恋愛的な感情がスムーズにリンクしないんです。
でも日々を過ごすうちに、エマは“人間とはこういうもの”というのを少しずつ学んでいき、彗の人となりも理解するように。
彗の大学にいる人物の協力も得て、彗とエマの間に結ばれた契約がどういうものなのか、どうすればこの契約から逃れられるのか、というのが少しずつ明らかになります。
しかしながら、一筋縄ではいきません!!
エマが消えてしまいそうになったり、彗の生死が危うくなったりと、ハラハラドキドキの展開を迎えます。
可愛らしい絵柄と、淫魔という設定からは想像できないシリアスシーンに突入し、わたしはうっかり泣いてしまいました…。
エマが彗に対して、カミカミながら「だいすき」と言って消えていくシーンなんかもう、切なくて可愛くて、泣けてたまりませんでした。
どう展開するかが読めなくて、めちゃくちゃ読み応えがあります!
でもいざ最後まで読み終わると、「これって両片思いものじゃん!」と思えて、微笑ましい気持ちになりました。
終盤のオチが素晴らしくて、とくに彗がエマへの気持ちを吐露するシーンはニヤニヤすること必至です❤️
最終的には結腸責めっぽいエロ描写も描かれていて、大満足の一冊でした!
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