BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
佐倉リコ「一ノ瀬くんはいつも言いなり。」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 両片思いの焦れったい恋模様が好きな人
- 幼なじみ同士のカップリングが好きな人
- 寡黙で優しい攻めに胸キュンしたい人
- 健気でピュアな受けに胸キュンしたい人
- 学園モノが好きな人

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一ノ瀬くんはいつも言いなり。『カップリング』
高校生
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高校生
男前
寡黙
執着
過保護
制服
天然
純情
おぼっちゃま
意地っ張り
制服
一ノ瀬くんはいつも言いなり。『BLジャンル』
高校生
幼なじみ
主従関係
ラブコメ
あまあま
両片思い
一ノ瀬くんはいつも言いなり。1巻【あらすじネタバレ】まとめ
西園寺君人にとって、一ノ瀬尊は幼なじみでもあり、好きな人でもあり、“従者”でもあった。
尊の姿が見えないと校内を探し回り、「護衛のお前がいなくてどうする!」と一喝する君人。
尊は、空手道場で女の子からキャーキャー言われていたのだ。
君人は女の子にも怒りの矛先を向けた。
「尊の力は俺を護るためのもので、お前に見せるためのものじゃない」と言い放つ君人に、周囲からは非難轟々。
実のところ、君人は護衛の尊が居ないことに怒ったのではなく、「俺も尊が空手してるところ見たかったのに!かっこいい尊見たかったのに!」というのが本心だった。
しかしそんなことは一切態度に出さず、「帰るぞ」の一言で尊を連れ帰る。
尊は君人の後を大人しく着いてきて、言いなり状態だった。
君人の家系は、昔ながらの地元の権力者。
尊の家系は、昔から君人の家系に仕えてきた。
とはいっても、2人の父はただの友人同士だし、主従関係など形ばかりのものだ。
君人と尊の間で主従関係が成り立っているのは、2人の意思によるところが大きかった。
厳密に言えば、2人の意思と言うより、君人の意思。
尊は寡黙な男で、あまり喋らないし表情も変えない。
だから君人は、尊がいつかこの関係を嫌になるんじゃないかと不安でたまらなかった。
家に帰るなり尊の兄を呼び出して相談しても、「教えない。本人に聞けば?」とニヤニヤしている。
確かにそうなのだが、いざ本人に聞いて「もう嫌だ」と言われたら立ち直れない。
尊にずっと側に居てほしかった。
ぐるぐると思い悩む君人に、尊の兄は1枚のDVDを差し出してくる。
今までに何度もこうして、尊の小さな頃の写真などを横流ししてもらってきた。
君人は「尊のお宝DVDか?!」とワクワクしながら再生するが、実際にテレビに映し出されたのはなんとAV。
君人が真っ赤になって大慌てしていると、そこに尊が登場!
怖い顔をして尊は、兄を廊下へと引っ張り出していく。
尊は兄に対して蹴りを入れるほど怒っていたが、その頃の君人はAVが流れる室内で真っ赤になりながら目を塞ぎ、丸くなっていた。
そして尊が戻ってくると、君人は拙くおねだりをして、下半身を開けさせる。
実は君人は、「俺はお前のものだから」という尊に甘えて、いつもオナニーを手伝ってもらっているのだ。
こんなことさせちゃダメだと分かっているのに、尊を好きなあまり、君人の要求は少しずつ大きくなっていってしまって…?

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一ノ瀬くんはいつも言いなり。1巻を読んだ感想
王道とは一風違った、幼なじみの両片思いラブストーリーでした。
序盤から、君人の不器用さが可愛くてたまりません!!
君人は「尊に触って欲しい」って素直に言えず、「自分じゃうまくできない」「手汚れるし…」とヘタな言い訳を繰り返してオナニーを手伝ってもらうほどの意地っ張りです。
その一方で、尊の兄には「尊の写真くれ」「文化祭では尊のことだけビデオに撮ってくれ。他の人いらない。尊だけ!」とねだってたりするんですよ。
ツンデレ加減がすごい!かわいい!!
君人を見ていると、昔からずっと尊のことが好きだったんだなっていうのが感じられてキュンキュンでした❤️
逆に尊はいつも無表情で寡黙で、何を考えてるんだかさっぱりわかりません(笑)。
君人は「尊がこの主従関係をどう思ってるのか…」と不安になっていますが、それについては完全なる杞憂です。
君人は一切気づきませんが、尊は君人に近づく人間をことごとく敵対視してるんですよ。
君人が誰かと話しをしているだけで、尊は冷たい目で睨みつけます。
漫画をよく見てみると、君人に近づく同級生やら尊の兄やらを、鋭い目で見据える尊の姿がチラホラありました(笑)。
そんな尊ですが、意外にも学校では人気者。
顔がかっこいいこともありますが、柔道の試合に助っ人として呼ばれるほどの有段者でもあり、女子からは「凛々しい」と称されています。
文化祭の劇では王子様役を指名されるくらいにはモテるんです。
一方で君人は、孤立気味…。
尊に対する横柄な態度もあり、「偉そう」「とっつきにくい」と思われていて、雑談を交わすような友達はいません。
君人自身もそれを気にしているんですが、ふとした時にクラスメイトA(完全なる脇役キャラ)が君人とちょっとだけ仲良くなります。
このクラスメイトAは君人に対して、友人として好感を抱き、こっそりと尊に「君人って思ったよりとっつきにくい感じしないよな。孤立しないようにお前がちょっとフォローしてやれば?」みたいなことを言うんですよ。
それに対する尊の反応が、素晴らしかったです❤️
いわゆる狂愛っていうんですかね。
尊は君人のことを独り占めしたいから、孤立気味な現状に満足してるんですよ。
君人が孤立していることに悩んでいると気づきながら、放置しているのです…(笑)。
執着心や独占欲強めな攻めが好きな人、腹黒攻めが好きな人、策士な攻めが好きな人は、ドハマリすることと思います!
私は個人的に、”興味ないフリしてるけど実は受けのこと大好き”っていう攻めが好きなので、アホみたいに読み返しました❤️
今作は2巻続きなので、1巻時点ではエッチシーンがないんですが、オナニーを手伝ったり、潮吹きさせちゃったり、尊が君人の寝込みを襲ってスマタしたり…というイチャイチャシーンはチラホラあります!
ヤることは結構ヤっちゃってるのに、尊×君人はこじらせ過ぎちゃってるので、どうなることかとハラハラドキドキでした…。
ちなみに同時収録は、既刊『ひよちゃん恋をする?』の番外編。
エッチしたことないカップルと、付き合いたてのカップルの2組が一緒にペンションでお泊りデートするお話です。
どちらも高校生なので、初々しくってあまあまほのぼのしています。
『ひよちゃん~』のほうを未読だとイマイチ萌えないかもなので、ぜひ合わせてチェックしてみてくださいね!

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次巻の感想は以下の記事から
