天然たらし
あまあま
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
依子「シュガードッグライフ」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ツンデレ受けが大好きな人
- コミカルで明るい話を楽しみたい人
- ストーリー・心理描写を重視して読みたい人
- あまあまでほっこりした作品を読みたい人
- 一途で焦れったい恋に胸キュンしたい人
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シュガードッグライフ『カップリング』
天然たらしなお巡りさん
×
料理上手な大学生
男前
天然
ほだされ
制服
ツンデレ
やんちゃ
警察官 × 大学生
シュガードッグライフ『BLジャンル』
警察官
体格差・身長差
ほのぼの
あまあま
ラブコメ
エロ少なめ
シュガードッグライフ【あらすじネタバレ】まとめ
桜庭唯純は、料理サークルに所属する大学3年生。
新入生の歓迎会で飲んだ帰り、小柄な唯純は未成年と間違われ、見回り中の警察官・天沢恭丞から年齢確認を求められてしまう。
ムッとしながらも学生証を提示すると、天沢は丁寧に謝罪し、パトロールついでに家まで送ってくれると言う。
2人並んで夜道を歩き、おやすみなさいと言い合ってあっさり別れたのだが、その翌週、アルバイト先のコンビニで店番をしていると、偶然にも天沢が来店!
天沢は馴れ馴れしく声をかけてきて、コンビニ近くの交番に勤務していると、これから仲良くしてほしいと言う。
対して、唯純は怪訝な顔を隠そうともしない。
しかし天沢は唯純の態度にもめげず、おすすめの商品を聞いてくる。
料理サークルに所属するほど料理好きな唯純は反射的に、好き嫌いやガッツリ食べたいかなどを質問。
天沢の職業的にスタミナがいることや野菜のバランスなどを加味し、弁当とサラダ、味噌汁を差し出した。
ちゃんと考えてくれてるんだ、と放心したように呟く天沢に、唯純は顔を真っ赤にしながら会計を済ませ、とっとと帰れ!と怒鳴ってしまう。
半ば追い出すような形になってしまったのだが、その後も天沢は定期的にやってきて、唯純に夜食を選ばせたがった。
そんな定番のやり取りが続いていたある日、唯純は料理サークルで作ったおかずやご飯をタッパーに詰め、天沢にあげようと思い立つ。
ところがその日に限って天沢はやって来ず、休憩時間になった唯純は自分で弁当を食べることに。
そして休憩を終えて店に戻れば、ちょうど天沢が唯純のことを待ち構えていた。
唯純はいつも通りのブスくれた態度を貫きつつ、アンタにあげるつもりだった弁当食っちゃった、と伝える。
天沢は唯純が食生活を心配してくれていたことを喜び、食べたかったなぁとしょぼくれて見せた。
そこで反射的に、また作ってやる、と言ってしまう唯純。
この日以降、コンビニでたまに顔を合わせるだけの間柄だったにも関わらず、唯純は通い妻のような立場に収まることになる。
天沢は料理する唯純の周りをチョロチョロと動き回り、唯純の顔がきれいだの、優しいだのと、ストレートな褒め言葉を繰り返した。
照れ隠しに「嫌味かよ!」と悪態を尽きながらも、胸がドキドキしてしまう唯純。
そんなある日、天沢の家で2人一緒にご飯を食べていると、唯純の元に大家から電話が入った。
電話の内容は、「水道管の故障で、しばらくの間は家に住めなくなった」とのこと。
泊まっていけという天沢の言葉に甘えることにした唯純だが、束の間の共同生活で唯純は天沢のことを意識しまくってしまって…?!
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シュガードッグライフを読んだ感想
『シュガードッグライフ』は、警察官・天沢と料理上手な大学生・唯純が偶然出会い、惹かれ合い、恋に落ちるまでが丁寧に描かれています!
ストーリーの軸的には、受け・唯純が攻め・天沢の胃袋を掴んで落とす!!
…という流れなんですけど、とにかくテンポが良くて、あっという間に世界観に引き込まれてしまいました(笑)。
この漫画の一番のポイントはなんといっても、唯純のチョロかわいさ!
実は唯純は、早くに母親を亡くし、父親との関係がうまくいってないんです。
だから天沢が当たり前のように「おやすみ」って言ってくれたり、頭を撫でてくれたり、そういうちょっとしたふれあいにときめいちゃうんですよね
照れ隠しでツンツンしちゃうときもあるけど、顔が真っ赤なのでまったく冷たさを感じなくて、小さな子どもを見守っているような気分になりました(笑)。
唯純は考えてることが全部顔に出るタイプです。
でも、性格は男前という最高のギャップの持ち主です!
唯純は天沢への恋心をわりとあっさり自覚するんですが、押して押して押しまくるんですよ。
「おっしゃ来い!」と拳を突き出し、まるで喧嘩に挑むような迫力で天沢に対峙して、言うことは愛の告白…!
そんな唯純を穏やかな顔で見つめる天沢がやさしくて包容力の塊で、見ているとこちらもニマニマしてしまいます。
でも、天沢は真面目でいい人なので「未来ある若者に道を踏み外させちゃいけない…」みたいなことまで考えちゃうんですよ。
天沢だって十分若いんですけどね・・・(笑)。
そんなこんなでごちゃごちゃしているうちに、唯純に片思いしている女の子が現れたり、唯純と父親の関係性について天沢が物申したりと、ストーリーに深みが出てきます。
ふわっとした「好き」っていう気持ちだけで突き進むんじゃなくて、いろいろ考えて進んでいく2人の姿が最高でした。
ところで、唯純と天沢の初対面での会話って、「君、未成年だよね。お酒飲んでませんか?」っていうセリフなんですよ。
そしてストーリーの終盤で、これとまったく同じ会話が繰り広げられます。
最後には天沢が唯純のことをデロデロに甘やかすという関係性になるんですが、その過程にきゅんきゅんしまくりです…!
エロもしっかりあって、テクニシャンな天沢と、愛されてトロトロになっちゃう唯純の様子がたまりませんでした
心理描写がしっかりしている一風変わった恋模様を楽しめる一冊になっているので、ぜひ読んでみてくださいね!
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