天国の門番 1巻/山本小鉄子(ネタバレ・感想)人外専門のリゾート地・天国島で繰り広げられるファンタジーBL！

ライラ

こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！

山本小鉄子「天国の門番」1巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

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天国の門番『カップリング』

ライラ

ファンタジー要素の強いBLです！

天国の門番『BLジャンル』

ライラ

山本小鉄子先生ワールド全開！
BL初心者にとてもおすすめできる作品です！

天国の門番1巻【あらすじネタバレ】まとめ

天涯孤独の主人公・北原南は、今まで働いていたラーメン店を辞めて、「日本縦断の旅」という目標を掲げ、尾名国島行きのフェリーに乗り込む。

フェリーに乗船して海を眺めていると、とてもきれいな女性が南に話しかけてきた。

「逆ナンか？」と思いきや、女性は少し会話をしてすぐにその場から立ち去ったので、そうでもないらしい。

南は一旦女美女と別れたのだが、乗船中は暇なので、再び美女と話をしようと船内を探すことにした。

南が船の甲板に出ると、不意に何者かに足首を掴まれる感覚があった。

足元を確認すると、先ほどの美女が床下から足を引っ張っており、さらには南を海に突き落としてしまう！！

海に放り出された南は訳が分からず、とりあえず海上に向かって泳ぎ、周辺を見渡す。

南の乗っていたフェリーの姿はもうなかった。

さらに周囲を見渡した南は、遠くの方に島があることを確認する。

とりあえず泳いで島までやってきた南だが、そこで天間夕凪という奇妙な青年と出会う。

夕凪は「ここは天国島」といい、さらには南に向かって「お前をここで雇ってやる」と意味不明のことを言い出し！？

さらには、ここの住人たちは獣人ばかりで、南は戸惑いを隠せないのだが！？

人外だらけ＆謎だらけのファンタジーBL開幕！

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天国の門番1巻を読んだ感想

作者・山本小鉄子先生の作品は、絵柄やほのぼのとした空気感が大好きで、私も先生の作品はすべて一通り読ませていただいております。(要するに、先生の大ファンです)

小鉄子先生の新作が発売されたということで、迷わず即購入しました。

今作は、タイトル通りのめちゃくちゃファンタジー要素が強い作品でした。

主人公・北原南は一人旅をしていたのですが、旅の途中の船の中で謎の美女に遭遇し、ひょんなことから海に落ちてしまいます。

海に落ちた南は、遠くに島を見つけるのですが、それが今回のお話の舞台「天国島」です。

そこで南は、眼鏡をかけた美青年・天間夕凪と出会うのですが、現実とはかけ離れた非日常的な世界で南は生きていくことになります。

夕凪の正体は、ここ「天国島」の番人(オーナー)。

天国島は、人外専門のリゾート地として、神様をはじめとした様々な人外たちが日常の疲れを癒しにやってきます。

天国島で働く個性豊かなスタッフたちも人外キャラがほとんどで、人間の形と元となる獣の形と2つの姿を持っています。

全体的にファンタジー要素が強く感じ、さらには小徹子先生の安定の「エロの少なさ」が拍車をかけて、「あれ？私BL読んでいるよね？」という錯覚に何度も陥りました。(←いい意味でですよw)

小鉄子先生の描かれる作品は、キャラクターの心理描写の機微や、ストリー性をものすごく大切にしていらっしゃるので、今回のこの展開も納得です。

ストーリーや世界観をまず先に読者に伝えないことには、恋愛云々と唐突に話が進んでも、私たちも置いてけぼりになってしまいますからね。

だからこそ、BL初心者の方でもとても読みやすいし、中級者以上の私たちの心もガッツリと掴んでくれるのです。

なので、1巻となる今作はまだまだ「ストーリーの序章に過ぎない」といった感じがして、今後の展開を期待せざるを得ない気持ちになりました。

メインカップルである南×夕凪の関係もまだまだ始まったばかりです。
1巻時点では、キスどまりという初々しい関係

しかも、「恋人同士」という関係ではないのに、ロマンチックな周りの空気感に流されてキスをしたような感じです。

南と夕凪がお互いに惹かれあっているのは一目瞭然なので、今後どのように距離を詰めていくかが見ものですね。

さらには、天国島の存在自体もまだまだ謎が多いし、そのほかに登場する人外たちの今までの経緯やこれからの恋愛事情も気になるし・・・

気になることが満載！

一度読み始めたら止まらない、コミカルなんだけどとても重厚感のある作品でした。

これからも、本作を追っていきたいと思います

ライラ

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