年下攻め

テンカウント 6巻/宝井理人(ネタバレ・感想)感動の完結篇!城谷の10項目の謎解きも必見!

ライラ
ライラ
こんにちは、BL歴25年のライラです
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!

宝井理人「テンカウント」6巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。

このBLをおすすめできる人
  • シリアスなトーンの作品が好きな人
  • 心理描写・ストーリーを重視した作品を読みたい人
  • 重厚感のあるストーリーに心打たれたい人
  • ドラマCD化され神BLと名高い名作を読みたい人
試し読みはこちらから
  • eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
  • Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
  • シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
  • Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり
当記事はネタバレ込みの内容になっているので、ご注意ください!

 

テンカウント『カップリング』

カウンセラー
×
社長秘書(潔癖症)

黒瀬(攻)

年下
男前
クール
寡黙
黒髪

城谷(受)

美人
健気
ツンデレ
過去に訳あり
潔癖症
スーツ

ライラ
ライラ
潔癖症を患う受けとカウンセラーの少し重ため…しっとりとした雰囲気の作品です

 

テンカウント『BLジャンル』

シリアス
重い
切ない
ドキドキハラハラ
BL名作

ライラ
ライラ
ストーリー・心理描写を重視した作品を読みたい人はぜひ!BL名作です!

 

テンカウント 6巻【あらすじネタバレ】まとめ

前巻の感想は以下の記事から

テンカウント 5巻/宝井理人(ネタバレ・感想)ついに結ばれる2人❤️仄暗い黒瀬の過去も分かり!? 宝井理人「テンカウント」5巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。 テン...

 

黒瀬との出かけ先で言われた素直な言葉。
言われた城谷は赤くなって急ぎ足で行くと、黒瀬の姿が見えないことに気づく。

辺りを見渡すと女性と話をしている黒瀬の姿が。

その女性はかつて、父の教え子で城谷に気持ち悪いと言った人だった。

黒瀬から名前を呼ばれたことで、その女性・植田は城谷のことを思い出してしまう。

何事もなかったかの振舞いながら、早く離れたいと思う城谷。

店の予約の時間もあると言って離れようとすると、植田は一緒に行ってもいいかと言う。

 

結局植田の押しに負けて、時間までの間少しだけという条件でお茶をすることに。

明らかに黒瀬に色目を使っている植田。

その様子に不快感を感じたからか、ふと黒瀬が支えてくれていると口にしてしまう。

すると植田は、今は黒瀬が父のような存在だと言うと、城谷は黒瀬のコーヒーを一気飲みして父の代わりではないといって席を離れた。

昔父親にべったりだったといい、すり寄ってくる植田に笑顔を返す黒瀬。

植田の耳元でビッチは好きじゃないと囁き、城谷を追いかけていった。

 

ひとり椅子に座っていた城谷の元に黒瀬がやってくる。

とても苦手な人だったけれど、ひとりだったら逃げていたかもしれないと伝える。

すると黒瀬は、自分のコーヒーを飲んだことを指摘。

回し飲みができたらキスという話を思い出す。

そして城谷は精一杯に黒瀬の頬にキスをし、そのまま黒瀬は城谷に深いキスをする。

初めてしたキスは城谷にとって気持ちのいいものだった。

 

その後キスに夢中で時間が遅れ、ホテルでの食事は持ち越しに。

しょうがないとふたりでコンビニでお酒を買って川辺で飲んでいた。

他愛のない話をしながら、城谷は黒瀬とのキスは嫌ではなかったと思っていた。

黒瀬に大事にされるのがうれしいと感じる一方で、女性といる黒瀬をみるとまた一人になるのではないかと不安に駆られた。

 

自然と涙を流した城谷を不思議そうに見る黒瀬。

そんな黒瀬に城谷は好きだと伝える。

自分の潔癖症が治らず、10項目が埋まらなければずっと黒瀬が傍にいると思っていた、と。

そういうと、黒瀬も涙を流した。

城谷の涙が移ったといいながら、幼いころ親から興味を持たれずひとりだったことを思い出し再び泣いた。

そしてありがとうと城谷に泣きながらそう伝えた。

 

ホテルの部屋で夢中でキスをした。

ベッドで黒瀬は城谷の下半身を抜き始める。

キスをすると果てた城谷は、黒瀬に頭を撫でられながら上がっている息を整えた。

そんな様子を見た黒瀬は、最後に黒瀬が手帳に書いた10項目目は頭を撫でられることではないかと指摘。

くだらない悩みだと言う城谷に、そんなことはないと黒瀬。

城谷は黒瀬を包み込むと、ずっと撫でててくれといった。

試し読みはこちらから
  • eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
  • Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
  • シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
  • Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり

 

テンカウント 6巻を読んだ感想

宝井先生の美麗な絵で彩られたテンカウント全6巻。

最初から最後まで美しい物語でした。

いきなり最終巻で、まさか城谷のトラウマと言っても過言ではないあの女性がでてくるのは驚きましたが!!

あのあと城谷の父とは別れたようですね。
そして今度は黒瀬に色目を使おうとするんですよ。

鍵をわざと落として拾わせて、近づくやり方がなんとも嫌な近づき方です。

私の一押しは、やはり色目を使おうと密着してきた植田に、ビッチは好きじゃないとささやくところ。

黒瀬のS気のある仕草が最後まで最高でした。

 

城谷と黒瀬のキスシーンは、一番重要なシーンです。

身体はつなげても、キスはしていなかったふたり。

やっと、という気持ちでキスシーンを見ていました。

そして城谷の告白シーンは感動です。

お互い幼いころにトラウマを抱え、その傷を抱えたまま大人になりました。

ふたりが出会い、10個の項目をひとつずつクリアするといった治療をしながら負った傷を癒していったのです。

 

城谷が、10個目が埋まると黒瀬との関係が終わるんじゃないかと思ったといったシーンは、もしかしたら黒瀬も同じことを思っていたんではないかと思います。

10項目目が埋まってもしクリアできたら、もう治療の意味はありませんから。

お互い、離れたくないという想いを抱えてずっと踏み出せずにいた一歩が最終話で踏み出せたのです。

 

また、10項目目が「頭を撫でられる」ということだったのは驚きました。

そんなことがと思うかもしれないと言う城谷に、誰だって理由はなくとも苦手なものはあると言います。

城谷が頭を撫でられることが苦手なのにはもちろん理由が存在します。

けれど、黒瀬はあえてそれを聞かずにいた優しさが感激でした。

年下攻めでストーリー重視なBL好きな方は絶対に刺さる作品です。

潔癖症という難しいテーマにそって展開される本作。

作中でも言っていますが、潔癖症は完全に治ることはないそうです。

けれど、潔癖症と共に生きていくこと。
気持ち悪い想いを少しでも軽減してあげること。

黒瀬は間違えたと言っていましたが、黒瀬の想いのおかげで城谷の息が少しだけしやすくなる世界へと変えることができました。

ふたりの10個の項目をクリアしていく様子をぜひ手に取って、見てください。

ライラ
ライラ
まだ未読の方は、ぜひ読んでみてください!
このBLをおすすめできる人
  • シリアスなトーンの作品が好きな人
  • 心理描写・ストーリーを重視した作品を読みたい人
  • 重厚感のあるストーリーに心打たれたい人
  • ドラマCD化され神BLと名高い名作を読みたい人
試し読みはこちらから
  • eBookJapan◀︎70%OFFクーポン×6回分配布中
  • Amazon◀︎Kindle版・紙版/購入選べる
  • シーモア◀︎新規会員登録で70%OFF
  • Renta!◀︎腐女子利用率No.1!BLレンタルあり
最新BLランキングをチェック!

BLにおすすめの電子書籍

こちらのBL漫画もいかがですか?

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA