BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
桜庭ちどり「ツンデレボイス」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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ツンデレボイス『カップリング』
お笑い芸人
×
ドSキャラの声優
ワンコ
ヘタレ
執着
美人
ツンデレ
健気
ツンデレボイス『BLジャンル』
職業もの
すれ違い
嫉妬
ほのぼの
ラブコメ
短編集
ツンデレボイス【あらすじネタバレ】まとめ
人気声優の川崎和実は、ドSキャラとして知られている。
ファンから「罵られたい」と期待されることも多く、その場に応じたセリフはいくらでも頭に浮かんでくる。
仕事であれば、どんな言葉だって口にできた。
けれどプライベートとなれば、和実の口はまったく思い通りに動かない。
恋人の木村に対しても、いつも冷たいことばかり言ってしまう。
「好き」という言葉ひとつまともに言えないし、下の名前で呼ぶことも出来ない。
「寂しいから会いたい」なんて言葉も、言えるはずがなかった。
そんなある日、売れっ子のお笑い芸人として忙しくしているはずの木村が、人気女優とのスキャンダルを撮られてしまう!
木村が好きでいてくれることは分かっているし、会えばたくさんの愛の言葉をくれるし、浮気するとは思えない。
それでも和実は、不安でたまらなかった。
そんな不安をなだめるように、木村は「和実ちゃんといるのが一番楽しい」と言ってくれる。
久しぶりに木村と会えるとうれしくて、抱き合っているだけで幸せな気持ちになれた。
しかし安心したのもつかの間で、木村の様子はどことなくおかしかった。
一緒にいるときに誰かから電話がかかってくると、無視していた。
しかもその直後には、「なんで電話に出てくれないの?さみしい」というようなメッセージまで届いているのを見てしまう。
いよいよ不安が抑えきれなくなった和実は、木村を追求!
なるべく冷静につとめながら「どういう関係?」と問うが、木村ははぐらかすばかりだった。
「言えない」「ごめん」「信じて」という言葉を繰り返す木村。
頭に血が上った和実は、木村に怒りをぶつけて拒絶してしまう!
木村からは毎日たくさんの電話とメッセージが届いたが、素直に受け入れることができなくて…?!
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ツンデレボイスを読んだ感想
『俺様ボイス』でカップルとなり、『意地悪ボイス』ですれ違っちゃった木村✕和実カップルの愛が、さらに深まります!
とはいっても、お話は受けの和実が「素直になれない…言いたいこといっぱいあるのに…」と悩みまくるシーンがメインになっています。
和実は木村のことが好きで、誰にも渡したくないと思っているけど、どうしてもその気持ちを伝えられません。
そんな中で女優と木村の仲に疑念を抱き、やがて確信めいたものを感じるようになります。
きっと木村と女優はただならない関係なんだろうけど、それでも木村と別れたくない…と願う和実。
もう、めちゃくちゃ切なくて、和実がかわいそうでたまりませんでした!!
何も悪いことをしてない和実がなぜこんなに落ち込まなきゃいけないのかと、どことなーくモヤモヤした気持ちになりながら読み進めてたんですが、その後がめっちゃよかったです!!
木村は今回、「理由は言えないけど信じて!」とアホなことを繰り返してばっかりで、ヘタレ感満載で、いいトコなしでしたが(笑)、最後のページはよかった!!
今回みたいに和実が不安になっちゃわないよう、打開策を提案する木村が素敵でした❤️
同時収録作は、『俺様ボイス』の長瀬×航のお話です。
長瀬といえば俺様、航といえば元気いっぱいのやんちゃっ子ですが、今回の航は一味違います!!
長瀬から意地悪されてもニコニコ。
長瀬からちょっかいかけられても、優しい笑みで「だめだよ」となだめるだけ。
今までのように、「なにすんだ!!」とわめきながら食って掛かったりしないのです…。
それが長瀬には物足りなくて、「もしかしてお前、俺のこと嫌いになった?」と不安になり、なんやかんや。
長瀬視点で描かれているので、今までとは一風変わった印象で楽しめました❤️
もう一つの同時収録も、似たようなストーリーです。
『意地悪ボイス』の水嶋×因幡のお話。
水嶋は因幡に意地悪をして泣かせようとあらゆる“酷い言葉“をぶつけるんですが、超ポジティブな因幡には利きません。
そこで最終手段として水嶋は「別れよう」と切り出すんですが、因幡の反応は水嶋の予想とはまったく違っていて…、という、切なめテイスト。
長瀬×航も、水嶋×因幡のお話も、“受けを振り回すつもりが逆に振り回されてる攻め”という様相でした❤️
受けのために奔走する攻めの姿を、「これでもか!」と楽しめる素敵な一冊です。
無自覚愛され受けが好みな人にぴったりの作品が詰まってるので、ぜひ読んでみてくださいね!
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