BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
じゃのめ「宵々モノローグ」ネタバレ込みの感想をご紹介します。
- 映画みたいなオシャレな雰囲気漂う作品を読みたい人
- 学園青春ものBLに胸キュンしたい人
- ストーリー・心理描写を重視した作品を読みたい人
- 読者からの評価が高いBL人気シリーズを読みたい人

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宵々モノローグ『カップリング』
高校生(3年)
×
高校生(1年)
クズ
クール
寡黙
男前
メガネ
制服
美人
強気
天然
ゲイ
制服
宵々モノローグ『BLジャンル』
ラブコメ
すれ違い
学園
宵々モノローグ【あらすじネタバレ】まとめ
吉乃詩音は、彼氏が欲しくて映画部に入部した。
これまで彼氏欲しさに様々な運動部に入部したのだが、うまくいかずことごとく退部。
寮の同室の友人から映画部に誘われた詩音は、サブカル集団っぽくて最初は乗り気じゃなかったが、イケメン揃いの映画部員を見た瞬間に入部を決意し、今日に至る。
入部の挨拶で「彼氏が欲しくて入部しました。映画に興味がないし、なろうとも思いません」と堂々と言うものだから周囲がざわつく。
「何か質問がある人!」と詩音は部員に質問を求めた。
すると、帽子をかぶりメガネをかけた男が手を挙げた。
男は、映画部元副部長の稲葉礼。
(3年生は部活動を引退しているが、礼は定期的に映画部に顔を出している。)
「彼氏なんて100%できないから、絶対に映画部をやめた方がいいよ」と辛辣な言葉を詩音に言う。
詩音はこの男に見覚えがあった。
映画部部員を見た時に、「この男一番ないわ」と思った、まさに典型的なサブカル野郎そのものだったからだ。
ムカついた詩音は「可能性はゼロじゃない」「やってみないと分からない」と反論する。
周囲はざわざわした雰囲気のままだが、現・映画部部長の市川(※残像スローモーションの主人公)は、詩音を映画部に歓迎してくれるようでひとまず安堵した。
映画部に入部した詩音は、それから雑用をこなす日々。
初日挨拶のこともあって、同学年の部員に避けられており、同室の友人しかしゃべる人がいない。
迷惑をかけないように頑張るも、全然うまくいっていなかった。
現状を嘆く詩音の脳裏に、サブカル野郎(礼)の言葉がチラツキ、さらにイライラする。
泣き叫びながら目の前にあったピアノを叩いていると、そこに礼が現れた。
礼はそんな詩音を見ても無視。
その態度にも腹が立った詩音は「お前のせいだ!」と礼を呼び戻した。
詩音は礼に思いの丈をぶつけてやった。
泣いてやまない詩音に礼は「どうしたら泣き止むの?」と聞く。
「こうゆう時、少女漫画なら優しく頭を撫でて、もう泣くなって言って、最後にチュウするよ」と自分の妄想を答えるのだが・・・
礼がその通りにしてきて!?

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宵々モノローグを読んだ感想
『黄昏アウトフォーカス』シリーズ第4作目!
前作『残像スローモーション』では、映画部部長の恋愛模様が描かれていましたが、今作のメインは今までモブと思っていたキャップ&メガネのサブカル風男(笑)・礼。
この男、映像作りの才能はめちゃくちゃあるのですが、基本的にクズで(笑)、告白されれば誰とでも付き合っちゃうタイプです。
礼はただ単にチャラ男という訳ではなく、恋愛は自分の人生の中に重きを置いていないので、恋人がいてもいなくても自分の生活に変わりないから・・・といった理由からです。
付き合っても自分のスタイルを崩したくないので、「本当に付き合ってる?」と思えるくらいに礼はマイペースだし、恋人に対して冷めているんですね。
それで毎回揉めて、恋人がいても長続きしません。(←礼は恋愛に興味がないので揉めても飄々としていますがw)
そんな礼が本気で恋に落ちる相手が、本作の主人公・詩音。
まだピチピチの高校1年生で、3年生の礼とは2歳差です。
見た目が可愛い肉食男子で「彼氏を作るために映画部に入りました!」というくらい、恋愛にかける意気込みが違います(笑)。
ただし、本気で映画作りをしている映画部に「彼氏目的」で入部した訳ですから、一部で反感を買ったりします。
礼ももちろん、詩音に対して最初はいい印象を抱いていません。
「彼氏なんてできない」「映画部なんてやめた方がいい」と、正面切って詩音に言います。
詩音は礼の言葉にカチンとくるのですが、「俺のこと知らないのに決めつけないで」と反論します。
礼は映画部の元副部長(←今は3年なのでもう引退してる)であり、映像編集の実力者であり、後輩から憧れられている男です。
そんな男に詩音が反論する訳ですから周囲も引いてしまい、映画部内の友達もできないまま部活生活がスタートします。
詩音も本当は分かっています。
映画制作に情熱を注ぐ者たちの中に、自分のような「彼氏が欲しい」とかいう不純な動機で入部してはいけないことを。
だからこそ、周囲に迷惑をかけないように詩音は一生懸命与えられた雑用をこなしているのです。
それでもやっぱり彼氏が欲しいし、そのためにいっぱい努力してきたし、礼に言われたことがムカつく!
みたいな感じでワンワン喚いているところを礼に見つかり、ひょんなことから礼と付き合うようになります。
先ほど話した通り、礼は恋愛にこだわりがないので、恋人=好きな人という訳ではありません。
一方の詩音も、礼と付き合えば「彼氏が欲しい」という願望が叶っちゃう訳だし、サブカル男と思っていた礼の素顔がイケメンすぎたし…(←現金な詩音w)、…ということで礼と付き合うことにします。
仮交際がスタートした2人ですが、礼のクズっぷりは周知の事実なので、友人たち(映画部のメンツ)は心配します。
もちろん礼の心配ではありません、詩音の心配です(笑)。
先輩たちからのアドバイスを受けつつも、詩音は礼との付き合いをスタート。
ここでポイントは、礼も詩音も恋愛感情がないところから交際がスタートしているところです。
礼は言わずもがなですが、詩音は「顔がかっこいい彼氏が欲しい」という条件にあった男がたまたま目の前にいたから付き合ってるだけなんですよ(笑)。
詩音もなかなかですよね(笑)。
でも本作が面白いのはここからです。
礼と詩音がどのように愛を育み、本物の恋人として関係性を深めていくか、その過程をキュンキュンしながら追うことができます。
特に「恋愛興味なし」状態だった礼が、詩音に本気になっていく姿は必見!
帽子&黒縁メガネで、今まで完全なるモブキャラだと思っていて私の中でも眼中になかったのですがw、どんどん男前攻めキャラに変貌していきます❤️
また、今作のセックスシーンも見どころ!
『黄昏アウトフォーカス』シリーズのセックスシーンは、毎回映画の一コマのような構図やコマ割りで、圧倒的な引力でその世界観に引きずり込まれるのですが、今作も健在でした。
即物的なエロではなく、雰囲気で見せるエロスはもはや芸術的センスを感じます。
もちろん、礼と詩音の様々なやりとりがあってからのセックスシーンなので、すべてを流れで読むとゾクッとするほどの美しさに言葉を忘れます。
心理描写やストーリーを重視した作品を読みたい方には、全力でおすすめできる作品です。
本作単品でもお楽しみいただけますが、映画部の横のつながりが分かっていた方が面白さが何倍も変わりますので、未読の方は『黄昏アウトフォーカス』から読んでみてくださいね。
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