BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
cielo「君の音が鳴り止まない。」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
色気漂うBLを読みたい人
ザ・ワンコな年下攻めが大好物な人
音楽ものBLが好きな人
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君の音が鳴り止まない。『カップリング』
高校生 × 高校生(留年)
君の音が鳴り止まない。『BLジャンル』
学園
制服
年下攻め
ワンコ攻め
一途攻め
ヤリチン攻め
ノンケ攻め
メガネ受け
ツンデレ受け
ゲイ
すれ違い
あまあま
切ない
攻め目線
君の音が鳴り止まない。【あらすじネタバレ】まとめ
田舎じゃセックスしかすることがなくて、学校帰りは合コン三昧のリア充・三条夕夜。
本当は趣味のテクノミュージックの話がしたいけど、まわりに興味ある奴はまったくいなかった。
好きなDJが地元のクラブに来ることを知った三条は、いてもたってもいられなくなり、年齢を誤魔化して初めてクラブに行くことにした。
爆音鳴り響く初めてのクラブは衝撃的で、“音”の虜となる三条。
特に、DJミナミの流す音楽は、なんだかエロくて、頭が溶けそうで、下半身に響く・・・
ふとDJミナミがプレイしているDJブースに目をやると、そこには三条のクラスメイトである五十嵐南がプレイしていた。
五十嵐は、いつも教室の隅で大きなヘッドホンを着けて音楽を聞いている、物静かな男だった。
毎日ヘッドホンで音楽を聞いていたので、五十嵐は音楽好きだろうと思っていたのだが、普段の五十嵐からは想像できないギャップに、三条は一瞬で虜になった。
クラブで三条が酒を飲もうとした時、背後から五十嵐が現れて「未成年の酒はダメだろ」と言ってきた。
五十嵐は三条が買った酒をかっさらい、自ら飲むのだが、三条は「自分も未成年だろ?」と突っ込んだ。
しかし話を聞くと、五十嵐は留学のため高校を2浪をしているが、本当は20歳とのことだった。
五十嵐は酒がとても弱く、少し飲んだだけで泥酔。
酔っ払った五十嵐の面倒を押し付けられたのは、三条。
五十嵐を自宅まで送って行くことにした。
三条は、初めて五十嵐の自宅に上がるのだが、五十嵐の部屋には数え切れないほどのCDやレコードと機材が置いてあった。
三条はその光景に圧倒した。
「本当に音楽が好きなんだな」
三条は、酔っ払った五十嵐に流れでキスをされる。
三条は、キスなんて今までたくさんしてきたはずなのに、なぜか頰が真っ赤になり照れた。
以降、三条と五十嵐の仲は次第に親密になり、セックスフレンドにもなるのだが!?
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君の音が鳴り止まない。を読んだ感想
超個人的な感想なんですが、私自身も若かりし頃にクラブ通いをしまくっていたので(笑)、三条が初めてクラブに入った瞬間の雰囲気とか、ものすごく共感できました。
心臓にズシンと響くような重低音に囲まれ、音楽一つで日常の嫌なことも忘れるくらいに陶酔でき・・・そんな私の懐かしい思い出を燻らせてくれたのが、この作品を読んで一番に感じたことでした。
・・・まったくBLに関係ない感想ですよね(苦笑)。
きちんとBL部分にも触れた感想を、述べていこうと思います。
本作のBL的魅力は、なんといっても「どことなく漂う雰囲気のおしゃれさと、色気」です。
クラブや音楽をテーマにしていることが大きな要因かもしれませんが、作品全体に刹那的な儚さを纏い、そして色っぽい!!!
受けの五十嵐の存在も、作品全体の雰囲気を決定づけている大きなポイントになります。
五十嵐は、留学により2浪をしているので20歳なんですが、高校生です。
年上の余裕というのか・・・、色気がヤバイんです!!!(笑)
特に印象的だったシーンは、初めて三条と五十嵐がセックスをするシーンです。
2人のやり取りが、流れるかのように美しく情緒的で・・・思わず見とれてしまいました。
遊びなれている2人が醸し出す「余裕」とでもいうのでしょうか。
お互いのことが好きなんだけど、恋焦がれるほどの熱い想いではなく、まるで駆け引きを楽しんでいるような・・・まさに「色気」が漂うシーンでした。
本編は、なんと!
遠距離恋愛で幕を閉じます。
音楽の勉強をしたい五十嵐は、大学はオランダに進学するのですが、本当のギリギリまで遠距離になることを三条に言えずにいます(苦笑)。
そして最終的には、お互いの愛を確かめ合い、遠距離でも変わらず愛を育もう、といった形で終わり、その後2人が再会するシーンは、描き下ろしに少しだけ描かれている程度です。
本作のピークは、2人の出会い〜遠距離恋愛までの描写で、その後の2人のストーリーをうかがい知れる描写があまり登場しなかったのが、少しだけ残念でした。
(お互いに音楽の道に進んだ三条と五十嵐は、それぞれ成功したのかも気になるところです・・・)
BL漫画は、2人が寄り添いながら一緒に生きて行くラストを迎えるパターンが多い中、本作のような「2人の様々な未来が期待できる」終わり方は、また斬新で良かったです。
(それとも、続編がまた続くのでしょうか?)
雰囲気重視の作品を読んでみたい人、おしゃれなBLの世界に陶酔したい人、音楽ものBLが好きな人には間違いなく刺さる作品です!
あと、年下DKワンコ攻めが大好物な人にもぜひおすすめしたいです
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