BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
宝井理人「テンカウント」4巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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テンカウント『カップリング』
カウンセラー
×
社長秘書(潔癖症)
男前
クール
寡黙
黒髪
健気
ツンデレ
過去に訳あり
潔癖症
スーツ
テンカウント『BLジャンル』
重い
切ない
ドキドキハラハラ
BL名作
テンカウント 4巻【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から
黒瀬が取り出した道具がお尻に入っていく感覚が気持ち悪いと感じている城谷。
黒瀬から「もっと汚してあげる」と言われ心臓が高鳴っていた。
それでも抜いてほしいと言う城谷に、黒瀬は容赦なく道具を上下させる。
終わって道具を抜くと、城谷は「ごめんなさい」と呟いたあと「お父さん」と口にした。
除菌シートで後処理をしようとした黒瀬に大丈夫といい、もう帰ると立ち上がる。
そして黒瀬が自分のことをどう思っているのかわからないと呟く。
それに対し黒瀬はコントロールしているのは城谷だと言った。
どうしてこんなに自分を気にかけるのかの返答をするという黒瀬。
しかし城谷は聞きたくないと拒否。
それでも黒瀬は、城谷が潔癖症だから好きになったと告げる。
潔癖症ではなくなった城谷は興味がなくなるのかと笑うと、好きになる理由が潔癖症なところというのがダメなのか?と言う。
城谷は、幼い記憶が巡り黒瀬に「気持ち悪い」と言ってしまう!
そのまま部屋を飛び出した城谷は、ジェルがまだ中に残っているのをどうにかしたく近くにあった公衆トイレに向かった。
こんな汚い所でと葛藤するが、結局城谷は黒瀬にされていることを想像しながら、抜いていた。
そして一番汚れているのは自分だと思っていた。
幼いころ城谷は父とふたりで暮らしていた。
そこへ上がり込んできた父の生徒である女性。
その女生徒は城谷に、お母さんはほしくないのかと尋ねる。
しかし父親さえいればいいと思っていた城谷はほしくないと伝えた。
そして将来ひとりになる父に新しい母ができたらという言葉に、自分が父と結婚すると言うとできるわけがないと激昂。
そうして泣く城谷に、父はいつも頭を撫でて慰めてくれていた。
そんなある日、女生徒からかくれんぼをしようと言われる。
いつも隠れている用具箱に隠れていた城谷。
そこへ父が帰ってきて・・・そのままふたりは性行為を始めた。
その様子を用具箱のなかでみていた城谷は、今起きていることがよくわからなかった。
けれど身体が反応し、城谷は自慰をしてしまう。
行為が一通り終わった女生徒は、男の子の城谷はこんなことできないと言いながら用具箱の扉をあける。
泣きながら汚れている手を見て、女生徒は「気持ち悪い」と一言。
そのまま用具室を飛び出し帰った城谷は、その日から執拗に手を洗うようになった。
城谷は父が好きだと言うことを自覚してしまう。
こんな感情が気持ち悪いと思い、同時にあの日の光景が頭から離れない自分を知られたくなく、その日から父すらも拒絶していた。
その日を境に、城谷は自分が他人に触れること、触れられることを極端に嫌になった。
あれから黒瀬から連絡もなく、時間ばかりがすぎた。
ある大雨の日、社長から頼まれた書類をとりに取引先へ向かっていた。
無事仕事を終え帰ろうとすると、階段が清掃中で使えず仕方なくエレベータに乗ることに。
そしてある階で、たまたま黒瀬と乗り合わせてきて!?
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テンカウント 4巻を読んだ感想
第4巻目のテンカウント。
ついに城谷の過去が明かされました。
最初からエロ全開でしたが、仲違いしてしまったふたり。
でも確かに、好きになった理由が「潔癖症だから」と言われれば少しショックを受けるような気がします。
けれどその後、ゆがみながら自分を受け入れてくれるところに興奮していると言っているんですよね。
それは恐らく、まっとうな綺麗な恋愛ではないですが、狂おしい程城谷のことが好きだと言う黒瀬の想いなんじゃないかと思います。
けれど城谷にとって、潔癖症ではない自分が好きではないと言われたと感じたのか、気持ち悪いと言ってしまうのです。
城谷の過去。
それは、今まで特になんの疑問も抱かなかった父への気持ちの自覚がすべての始まりでした。
城谷の父に想いをよせていた少女の嫉妬心のせいで、城谷は他人を拒絶し始めたのです。
自分が汚いから、他人が自分に触れるとすべて見透かされてしまう恐怖。
そうして彼は、潔癖症になりました。
そうすることで、他人から自分の考えを読まれたくないという恐怖を隠していたようにも思います。
だからこそ、黒瀬の潔癖症だから好きになったという言葉に傷ついてしまったのかもしれません。
エレベータで乗り合わせたシーンは印象的でした。
結局苦しい時に頼ってしまうのは黒瀬で、息苦しくなった城谷は黒瀬に手をつないでほしいと懇願。
しかし「気持ち悪いと言った」といって、手をつなぐことを拒否する黒瀬。
なんだかここの黒瀬は少し拗ねているように見えて可愛く感じました。
そしてどちらがマシではなく黒瀬だけがいいと言ってほしいといいます。
手にキスしてと手を差し出します。
その時城谷は、もっと怖くなってしまいます。
黒瀬の目がすべてを見透かしているようで、城谷の中にある汚い感情もすべてみられているのではないか、と。
でも城谷は、自分の意志でその恐怖と闘いながら手にキスをするんです。
「さっさとくっついちまえ!!」と思わず声が出るほどでした(笑)。
それでも、何と言ってもふたりが仲直りしてくれたことが一番の収穫です。
父親への好意を自覚したと同時に気持ち悪いことを考えている自分を悟られたくないからと父を拒絶しはじめた城谷。
父だけいればいいといっていた城谷に、若いお母さんがほしいだろうとか言っちゃうお父さんが本当…。
少しでも城谷のこのトラウマが軽くなってくれたらいいのですが。。。
そこは黒瀬の頑張りに期待ですね。
黒瀬の過去が描かれた4巻でした!
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次巻の感想は以下の記事から