リバップル
恋人同士
安定のあまあま
BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
たつもとみお「ネコ×ネコ beginning」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
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ネコ×ネコ beginning『カップリング』
左官職人見習い
×
大学生
ガテン
年下
ワンコ
健気
大学生
男前
ノンケ
攻め→受け
ネコ×ネコ beginning『BLジャンル』
同居
恋人同士
ほのぼの
あまあま
コミカル
ゲイ
リバ
攻め目線
ネコ×ネコ beginning【あらすじネタバレ】まとめ
前巻の感想は以下の記事から
左官見習いとして働く敬太は、建築学科の大学生・智史と恋人同士。
付き合い始めて3年、同棲を始めて2年弱になる。
その間ずっと、敬太は抱かれる側だった。
だがふとしたきっかけで、智史のことを抱きたいと思っている自分の気持ちに気づき、紆余曲折ののちに智史は敬太の気持ちを受け入れてくれたのだ。
一度抱いてからというもの、敬太は智史のことを見ているとムラムラして、抱きたくてたまらなくなってしまう。
しかし智史は大学の卒業を控えているうえに、二級建築士の試験ももうすぐという状況。
同棲してからというもの、3日と空けずにセックスしていたのに、最近は週末にしかできていない。
そして待ちに待った週末がやってきても、やる気満々な敬太を置き去りにして、智史はアルバイトに向かってしまう。
意気消沈する敬太だが、直後には、最近の智史が忙しすぎることに気づいた。
智史は仕事をしている敬太を気遣って、ほとんどの家事を引き受けてくれているし、日中は大学に行っているし、夜は遅くまで勉強している。
さらにアルバイトなんてしていたら、ますます一緒にいる時間が減ってしまう。
もっと一緒にいる時間がほしいと願う敬太だが、「家賃や食費は自分が払うからバイト減らして」なんて、年上の智史相手に言ったらきっと傷つけてしまうだろう。
せめて智史が帰ってきたときにはゆっくりできるようにと、敬太は家中の掃除を開始。
布団も外に干し、家の中を完璧に整えたところで、智史が帰ってきた。
帰宅した智史は両腕いっぱいに荷物を抱えていて、敬太は違和感を覚える。
買い物に行く時間があったんなら、声かけてくれればよかったのに…とさみしく思いつつ、風呂に向かう智史を見送った。
そして何気なく智史の持ってきた荷物を見ると、中にあったのは誕生日ケーキ。
風呂から出てきた智史は、「敬太の誕生日を祝うためにバイト先のキッチンを借り、ケーキや料理を作ってきた」と言う。
喜びのままに抱きつく敬太に、智史は「準備してるから」と誘ってきて…？！
約一週間ぶりのセックスに大興奮する敬太だが、抱かれる側に不慣れなはずの智史は「後ろ使うとよすぎて、半日は動けなくなる」という爆弾発言まで投下！
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ネコ×ネコ beginningを読んだ感想
前作では、智史×敬太という攻め受け固定のカップルが、リバップルになるまでの過程が丁寧に、可愛らしく描かれていました。
そして前作を読んだ誰もが、「この2人の高校時代を読みたい！！」と願ったことと思います！！
私もそのうちの一人だったので、発売されるやいなや即買いいたしました(笑)。
買って大正解！！！
今でこそ敬太は、左官見習いらしくガッチリとした身体付きで高身長ですが、高校時代は女顔で華奢で小さくて、めちゃくちゃ可愛いんですよね！！！
『ネコ×ネコ』でもちらっと回想シーンが出てましたが、今回の『ネコ×ネコ beginning』でガッツリ描かれている回想シーンは、それをはるかに上回る可愛さでした！
高校時代、智史はヤンキーとして有名で、一匹狼なんですよ。
そして敬太は、そんな智史に一目惚れしてガンガンアタックしまくり。
相手してもらえなくても一切めげず、猛アプローチを繰り返した結果、ようやく落とすことに成功するんですが、そこからがまた長いんです。笑
というのも、智史は「敬太小さすぎて壊しそう…」ということで手を出せず。
敬太からすれば「ノンケの智史さんはこんな身体じゃ興奮しないよね…。ブラつけてスカート履いて、メイクしたら女の子に見えるかな…」と悩みまくり。
うまい具合に2人がすれ違って、ちょっぴり切ない流れを迎えるんです。
敬太があまりに健気でいじらしくて、思わずちょっと泣いてしまいました…。
でもこれはもちろん回想シーンなので！！
現在の敬太と智史は幸せいっぱいなので！！切なくなりすぎずに楽しめるっていうのも高ポイントでした。
さらにいえば、回想シーンでヤンキー智史を見たからこそ、「この智史が数年後、抱かれることを許容するのか…」と感慨深くなります(笑)。
ノンケの智史が敬太と付き合うのを決めたことも、抱かれる側を受け入れたことも、すごいことなんだなぁ～と思わされました。
智史って、喜怒哀楽が豊かな敬太に比べるとクールなキャラじゃないですか。
智史のほうが年上っていうのもあるんでしょうけど、基本的に落ち着いていて、敬太のことを「かわいいもの」として認識してるんですよね。
にも関わらず、「抱かれてもいい」って思えるってすごい！
智史ってめちゃくちゃ敬太のこと好きなんだなぁ、と、見ていてほっこりさせられる素敵な一冊でした。
そしてタイトルの『ネコ×ネコ』という名前通り、智史がネコなこともあれば、敬太がネコなこともあります！
タチデビューしたばかりの敬太は基本的に“智史を抱きたいモード”でいることが多いんですが、ときたま“抱かれたいモード”になるときがあって、そのときがまたかわいい…！
智史も、敬太から抱かれたときに気持ちよかった体勢だったり腰の振り方だったりを、敬太を抱く時に相手に試すんですよ…！！
抱く側、抱かれる側、どちらの経験もあるからこそできる濃密なセックスが素敵でした。
『ネコ×ネコ』を読んだことがある方は買って間違いなしのエロ可愛い内容に仕上がっているので、ぜひ読んでみてくださいね！
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次巻の感想は以下の記事から
