BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました!
ARUKU「嫌い、大嫌い、愛してる。」のネタバレ込みの感想をご紹介します。
- ハピエン?メリバ?考えさせられるラストに心奪われたい人
- 心理描写を重視したストーリーが好きな人
- 痛いほど切なくて泣ける話を読みたい人
- シリアスなトーンの話が好きな人
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嫌い、大嫌い、愛してる。『カップリング』
所長
×
作業員
鬼畜
下衆
男前
執着
腹黒
メガネ
スーツ
不憫
美人
ピュア
嫌い、大嫌い、愛してる。『BLジャンル』
泣ける
切ない
体だけの関係
嫌い、大嫌い、愛してる。【あらすじネタバレ】まとめ
凍月は、叔父から期間限定の左遷を言い渡された。
孫請け会社の事務所を閉鎖する予定で、長く見知っていると社員の首を切ることはためらわれるため、外部の凍月が首切り役として配属されるということだ。
他人に無慈悲で非道になれる凍月の性格を買われたといっても過言ではないくらいに、首切り役は凍月にとって適任だった。
というわけで日本海側にある骨ヶ原という地にやってきた凍月。
凍月は中身こそドクズだが、外ズラは良くすぐに女性社員が黄色い声を飛ばした。
任務初日、凍月の目に一人の男が映った。
奏純平。年齢は同い年。(←しかし凍月は上司となる)
凍月は奏に一目惚れした。
奏がどこにいても視線を引き寄せられてしまう。
知りたい、話をしたい、もっと近くで見たい・・・
元来凍月はプライドの高い男なので、恋心を自覚するのに時間がかかった。
凍月は、奏を手に入れることを決意する。
どんな手段を取っても構わないと思った凍月は、まずは奏の身辺調査をすることにした。
奏は難病の母親を一人で養っていた。
生活費全般はもちろん医療費も高額なので、奏宅の家計は火の車だった。
凍月の思いを尻目に、奏は売店に勤務する女性といい雰囲気になっていた。
その様子を見た凍月の執着心に火がつき、凍月はわざと奏に借金を背負わせるように根回しした。
奏が自分に頼ってくるように。
案の定、家を追い出されてしまいそうになった奏は、給与の前借りを凍月に頼んだ。
すると凍月は、「君の処女を30万で買ってあげるよ」と言いだし!?
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嫌い、大嫌い、愛してる。を読んだ感想
私、後悔しました。
寝る前に、軽はずみに読んでしまったことを><!
ずっしりと重たいテイストで、3日くらい引きずりました(苦笑)。
「あ、これ夜寝れなくなるじゃん」と思いながらも、主人公2人がどんな結末を辿るのかが気になりすぎて、我をも忘れてラストまで一気に読み漁ったのですが・・・
衝撃の結末><!
この結末を迎えたからこそ、私は3日も引きずってしまったと言っても過言ではありません。
本作最大の見せ場なので、結末の詳細は伏せますが、「ハッピーエンド」「メリーバッドエンド」解釈が人によって異なると思います。(個人的にはハピエン寄りのメリバだと思っています><!)
主人公2人にとっては、ハッピーエンドに間違いありません。
でも第三者的立場から見ると、不憫で仕方ないのです><!
それと同時に、胸が千切れそうなほど切なすぎて涙が止まりませんでした。
切ないBLを読みたい人には間違いなくおすすめできますが、「切ない」の次元が想像よりも上回ってしまうと思うので、精神的にゆとりがある時にお読みください><!
主人公・奏は、難病の母を介護しながら養う、健気・ピュア・幸薄美人という三拍子が揃った典型的な不憫受けです。
そんな奏は、東京から赴任してきたエリート・凍月に目をつけられます。
凍月は金持ちの道楽息子で顔もかっこいい・・・ということで、性格は相当なドクズ。
ただでさえ金銭的にカツカツな奏に、わざと借金を背負わせるように仕向けます。
お金がないと家を追い出される、母親のこともあるので家を追い出されるわけはいかない奏は、上司の凍月にお金の工面を相談、もちろんコレは凍月の思惑通りです。
「君の処女を30万で買ってあげるよ」と、凍月の本性が露わになり、お金のために奏は凍月に抱かれます。
「男に抱かれた」という事実はノーマルな奏にとって精神的に追い詰められるだけではなく、しかも凍月がワザと仕組んだ罠だと知って怒り狂います。
復讐をしてやると。
凍月を本気で惚れさせて、自分は死ぬ。
大切な人を亡くす苦しみを生涯かけて後悔すれば良いと、奏は凍月を裏切る日を楽しみにしながら、関係を続けることにします。
しかし、母も亡くなりいよいよ天涯孤独の身になった奏は、結局のところ凍月を心の拠り所にしています。
でも復讐心はあるままなので、自分の内側から溢れ出てくる感情に蓋をします。
まさに愛憎と狂愛。
言葉で奏の精神状態を表現するのは難しいのですが、さすがはARUKU先生作品で、キャラクターの心理描写の遷移と葛藤がリアルかつ丁寧に描かれていて、奏の気持ちが痛いほど伝わってきて泣かずにはいられませんでした><。
そしてドクズ男・凍月。
凍月もだんだんと本気で奏のことを好きになります。
非道な男が本物の愛を知ります。
凍月は奏を連れて2人キリの逃避行をします。
まるでそれが奏への贖罪の旅のように見えて、ここにきても涙が止まりませんでした。
ドクズ男が献身的に奏に接する姿を見て、心動かされまくり。
そして凍月がこの旅の中では、登場当初からは想像できないほど穏やかな表情を浮かべているのが印象的でした。
軽くネタバレ書いちゃいますが、どれだけ凍月が奏のことを思っても、奏は応えてくれません。
奏は生きる屍状態だからです…。
それでも凍月は、
「あぁ、人生の中で今が一番幸せなんだろうな〜」と、ヒシヒシと伝わってくるものがありここでもまた泣いてしまいました。
ハンカチが何枚あっても足りません><!
本作は最初から最後まで怒涛な展開ずくめで「よく1冊にまとまったな」と、感心してしまうほどでした。
(体感では、3巻完結漫画を読んだ気分です!)
押し寄せる波乱万丈な展開、そして衝撃のラスト…
「愛」とは何か「幸せ」とは何かを考えさせられるストーリーで、痛いほど切ないBLを読みたい方には間違いなくおすすめできる作品です。
- ハピエン?メリバ?考えさせられるラストに心奪われたい人
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