BL沼にハマり、今まで累計5,000冊のBLを読みました！
秀良子「STAYGOLD」3巻のネタバレ込みの感想をご紹介します。
ほっとして心があたたかくなる物語を読みたい人
余裕のあるおじさんに萌えたい人
成長系年下攻めが何よりも好きな人
ホームドラマが好きな人
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STAYGOLD『カップリング』
強気甥っ子 × ヘタレ叔父
STAYGOLD『BLジャンル』
年下攻め
やんちゃ攻め
オヤジ受け
メガネ受け
家族
年の差
ほのぼの
切ない
片思い
女装
STAYGOLD 3巻【あらすじネタバレ】まとめ
2巻の感想は以下の記事から
一つ屋根の下で暮らす中山優士と、甥っ子の駿人。
「家族だから」という優士に対して、駿人は「血のつながりはどうでもいい」とまっすぐに自分の想いをぶつける。
しかし、長いこと「家族」という形にこだわり続けてきた優士は、改めて駿人の想いには応えられない、と伝えたのだった。
それから、2人はもとに戻った。
もとに戻った、フリをしていた。
それでも、駿人は優士が欲しかった。
季節は台風の近づく夏。
ある日突然、中山家に行方知れずだった駿人の母親が現れた。
母親は海女になっていた。
突然現れ、能天気にこれまでのことを話し始める彼女を駿人は怒鳴り、拒絶した。
菊花は「しらないひとがいる」とパニックに！！！
そんな菊花を落ち着かせるため、コウは菊花を連れて寝室へ。
中山家のリビングには、駿人の母親と優士の2人だけが残された。
そして彼女は、笑顔で優士に言った。
「駿人と菊花連れてくから 今までありがとね」
駿人と菊花は、当然のごとく母親の提案を拒絶した。
菊花はますます心を閉ざし、駿人も不快感をにじませている。
そんなある日、駿人は家庭教師の日高の前でだけ涙を見せる。
結局、駿人の母親はすぐにもといたところへと帰っていった。
「またくるから 駿人と菊花をむかえに」と言い残して。
それから駿人は、すぐに県外のスポーツ強豪校を一般入試で受けること言い出した。
ずっと続けていたテニスの強い高校だった。
受かれば、来春からは寮生活になる。
その日は駿人の15歳の誕生日。
自宅でケーキを作っている優士と、帰宅する駿人。
また背が伸びたように見える駿人は、1年前の誕生日に優士にキスをしていた。
「昨年言ったこと覚えてる？」
「…覚えてない」
来年の誕生日はもうここにはいないかも、と優士にダラダラと愚痴を吐く駿人。
優士は、駿人の襟元をつかみキスをした。
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STAYGOLD 3巻を読んだ感想
年下攻めの大きな大きな魅力のひとつ…それは「成長っぷり」ではないでしょうか。
幼くてかわいらしささえ残る少年時代から、誰も寄せ付けないほどのスパダリへ。
受けのことを一途に想いながらグッと大人に成長する彼らの姿は、何物にも代えがたい萌えがあります…。
…と、勝手に年下の駿人を「攻め」認定していますが、実は本編ではどちらがどちらなのかはまだ明示されていません。
駿人の大人びた言動や優士の動揺っぷりから、多くの読者が駿人×優士だろうと予想しているこの物語。
さて、その答えが明かされるのはいつになるのでしょうか…？
結局、その「答え」とやらは3巻でもはっきりすることはありません。
しかし、読者の予想を揺るがすと同時に3巻の最大の萌え滾りポイントでもある、クライマックスの駿人と優士のキスシーンは大きな見どころ。
今まで数々のBLキスシーンを読んできた私ですが、3巻の2人のキスシーンは、今まで見てきたキスシーンの中でも3本の指に入るほど印象的でした！
だって、あんなに家族だ家族だと言い訳ばかりしていた優士から駿人にキスするんですから…。
突然の優士の行動に駿人も（そして読者も）ビックリ。
思わず優士の口を手でふさいでしまう駿人ですが、優士はおかまいなしに駿人に口づけます。
それでも余裕な表情の優士と、驚き腰を抜かしてしまう駿人。
そんな2人の姿につい「あれ！？優士が包容力のある攻めでも良い…！」と思ってしまいました。
こんなにもイチャイチャが待ちきれないと感じたことは初めてです。
もう、どっちでも構いません（笑）。
2人のキスシーンのことばかり語ってしまいましたが、3巻では駿人の母親が襲来したり、日高が駿人にとって心のよりどころとなったり、駿人のクラスメイト・美浦さんとのあたたかいやりとりがあったり…。
2人の周りをとりまく人々の変化も見逃せません。
登場人物一人一人が自らの考えで動き、発言し、人を思いやる。
優しくて眩しい日常が彼らを成長させ、行先は違えどゆっくり、ゆっくりと前に進んでいく、そんな物語です。
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4巻の感想は以下の記事から
